内容紹介：２０年間の食卓調査で見えてきたのは、一人ひとりバラバラが一番快適、という「自由な個人の集まり」と化した家族の姿だった－－。
好きなものを好きなところで好きなときに食べる。個人の自由を突き詰めたとき、家族はどうなっていくのか―。類を見ない綿密な食卓調査が明らかにする、超「個」社会の現実。
もくじ情報：第１部　あの家の子どもたち―かつての姿とその後の姿；第２部　やがて「破綻する夫婦」「孤立する祖父母」とその特徴；第３部　「食と健康」をめぐる「通説」とシビアな「現実」；第４部　「個」を尊重する家庭食とその影響；第５部　誰もが「自分」は譲れない；第６部　個化する家族―その後の明暗

岩村　暢子(イワムラ　ノブコ)
１９５３（昭和２８）年北海道生まれ。調査会社、総研、大手広告会社を経て、大正大学客員教授、女子栄養大学客員教授等をつとめる。『家族の勝手でしょ！』で第２回辻静雄食文化賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）