内容紹介：文明開化の時代を生きた新渡戸稲造は、改めて日本人の倫理観を問い直し「武士道」としてまとめた。これを英文で海外に紹介し、世界中に大反響を巻き起こした。この「武士道」を、生き生きと漫画化。武士の象徴的物語『忠臣蔵』も併せて収録。
西洋の文化が大量に流入する文明開化の時代、新渡戸稲造は日本人の倫理観を問い直し、「武士道」としてまとめ、英文で海外に紹介した。「義・勇・仁・礼・誠・忠義・名誉」を重んじる精神性は世界各国で大きな反響を呼んだ。古来受け継がれる日本人の精神の真髄とは。武士道を象徴するストーリー『忠臣蔵』とともに語る。作品解説はロバート・キャンベル（日本文学研究者）
もくじ情報：プロローグ；不滅の教訓；武士の精神；エピローグ

新渡戸　稲造(ニトベ　イナゾウ)
１８６２～１９３３。農学者・教育者・思想家。盛岡藩（岩手県）出身。札幌農学校在学中にキリスト教から大きな影響を受ける。米・独への留学の後、農学校に戻り教授を務めたが体調を崩し米国で療養。その際に本書『武士道』を英文で書き上げ国際的に評価を得る。その後、東京帝国大学教授、東京女子大学学長などを歴任。国際連盟設立の際には事務局次長を務め、世界平和のために尽くした（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）