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出版社名:丸善出版
出版年月:2023年12月
ISBN:978-4-621-30883-7
211P 21cm
植物の触覚器官 クラシックサイエンス
G.Haberlandt/〔著〕 片岡博尚/訳
組合員価格 税込 8,415
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内容紹介・もくじなど
ドイツを代表する植物生理学者であるGottlieb Haberlandtが1906年に著した“Sinnesorgane im Pflanzenreich zur Perzeption mechanischer Reize,2te Aufl.”の完訳。植物はどこで、昆虫との接触や植物自身が動いたことによる支持物体との接触を受容するのか。また、そのような機械刺激が受容される仕組みを、単に植物を観察するだけでなく、針や毛を使って感受細胞を探し、顕微鏡切片を作って解明しようとしている。さまざまな植物の運動器官に加え、カメムシやヒザラガイなど動物の接触刺激の感受器官との対比や系統発生から見た感受器官の進…(続く
ドイツを代表する植物生理学者であるGottlieb Haberlandtが1906年に著した“Sinnesorgane im Pflanzenreich zur Perzeption mechanischer Reize,2te Aufl.”の完訳。植物はどこで、昆虫との接触や植物自身が動いたことによる支持物体との接触を受容するのか。また、そのような機械刺激が受容される仕組みを、単に植物を観察するだけでなく、針や毛を使って感受細胞を探し、顕微鏡切片を作って解明しようとしている。さまざまな植物の運動器官に加え、カメムシやヒザラガイなど動物の接触刺激の感受器官との対比や系統発生から見た感受器官の進化など、非常に広範な内容を含んでいる。
もくじ情報:第1章 序(課題;歴史;概念規定と用語について ほか);第2章 特定研究(おしべ;柱頭、花柱、ずい柱;花被 ほか);第3章 まとめと結論(構造タイプ一覧;機械刺激の特徴;構造原理総論 ほか)
著者プロフィール
Haberlandt,Gottlieb(HABERLANDT,GOTTLIEB)
1854~1945。著名なオーストリアの植物学者であり、生理的植物解剖学の始祖ともいわれる。植物の組織培養の可能性を世界で初めて指摘し、1902年に植物細胞の全能性(totipotency)を発表した。植物解剖学を究め、20世紀初頭の植物生理学の発達に大きな貢献をはたした。1904年にはトウモロコシなどのもっている効率の高い光合成系であるC4光合成が葉の維管束を取り囲む特殊なクランツ(ドイツ語でリースを意味する)構造とよばれる組織で行われることを見つけている。1945年1月30日に90歳で亡くなった
Haberlandt,Gottlieb(HABERLANDT,GOTTLIEB)
1854~1945。著名なオーストリアの植物学者であり、生理的植物解剖学の始祖ともいわれる。植物の組織培養の可能性を世界で初めて指摘し、1902年に植物細胞の全能性(totipotency)を発表した。植物解剖学を究め、20世紀初頭の植物生理学の発達に大きな貢献をはたした。1904年にはトウモロコシなどのもっている効率の高い光合成系であるC4光合成が葉の維管束を取り囲む特殊なクランツ(ドイツ語でリースを意味する)構造とよばれる組織で行われることを見つけている。1945年1月30日に90歳で亡くなった