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出版社名:白水社
出版年月:2024年4月
ISBN:978-4-560-09294-1
425P 19cm
レーニンの墓 ソ連帝国最期の日々 上/現代史アーカイヴス
デイヴィッド・レムニック/著 三浦元博/訳
組合員価格 税込
3,762
円
(通常価格 税込 3,960円)
割引率 5%
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:1991年にソ連が崩壊して20年、ゴルバチョフら当時の政治指導者、反体制派の人物多数に取材を重ね、帝国落日に至るまでの知られざる真実に迫った、傑作ノンフィクション!
1991年12月にソ連が崩壊して、すでに30年。本書は、当時の政権中枢や反体制派の人物多数にインタビューや取材を重ね、彼らの内面に「スターリニズム」がいかに深く根ざしていたかを探り、ソ連崩壊に至るまでの過程を追いかけた、記念碑的な作品だ。変革期には様々な「人間ドラマ」を見ることができる。物理学者サハロフに代表されるように、体制批判に向かう英雄的な人びと、時流に迎合し、反ユダヤ主義に走る数学者シャファレビッチのような人びと…(
続く
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内容紹介:1991年にソ連が崩壊して20年、ゴルバチョフら当時の政治指導者、反体制派の人物多数に取材を重ね、帝国落日に至るまでの知られざる真実に迫った、傑作ノンフィクション!
1991年12月にソ連が崩壊して、すでに30年。本書は、当時の政権中枢や反体制派の人物多数にインタビューや取材を重ね、彼らの内面に「スターリニズム」がいかに深く根ざしていたかを探り、ソ連崩壊に至るまでの過程を追いかけた、記念碑的な作品だ。変革期には様々な「人間ドラマ」を見ることができる。物理学者サハロフに代表されるように、体制批判に向かう英雄的な人びと、時流に迎合し、反ユダヤ主義に走る数学者シャファレビッチのような人びと、現状に疑問を抱きつつも、体制にとどまり、前へ進めないゴルバチョフのような人びと…。本書のタイトルは、レーニンをレーニン廟に祭り上げるのではなく、レーニンを完全に葬り去り、批判の俎上に載せられるかどうかを意味し、それがロシアの真の再生の鍵を握ることを表わす。したがって、ゴルバチョフやその周辺の人びとは、やがて時代の潮流にのみこまれ、歴史に追い越されていくことになる。本書の優れている点は、全体主義国家の制度とイデオロギーの破綻を、広く深く観察していることだ。取材の射程は、サハリン島やシベリアの炭鉱の地下から、カフカス、中央アジアの集団農場、都市部の言論・文化界、共産党中央にまで及んでいる。そして、ソ連を支配していた共産党の独裁体制、党と国家の構成体が自壊していく軌跡を、臨場感たっぷりに描くことに成功している。
もくじ情報:第1部 記憶のために(森の戦い;幼年スターリン主義者;永久保存のために;回帰する歴史;革命の寡婦たち ほか);第2部 民主主義の展望(仮面舞踏会;二重思考者たち;党幹部たち;貧しき人びと;地底の革命 ほか)
著者プロフィール
レムニック,デイヴィッド(レムニック,デイヴィッド)
1958年生まれ。米プリンストン大学卒業後、1982年にワシントン・ポスト紙へ。運動記者を経て、1988年から4年間、同紙モスクワ特派員を務める。1992年にニューヨーカー誌の記者に転じ、同誌編集長などを歴任。『レーニンの墓―ソ連帝国最期の日々』(白水社)でピュリツァー賞を受賞したほか、『モハメド・アリ―その闘いのすべて』(阪急コミュニケーションズ)がタイム誌the top of nonfiction bookに選ばれるなど、現代アメリカを代表するノンフィクション作家として君臨している
レムニック,デイヴィッド(レムニック,デイヴィッド)
1958年生まれ。米プリンストン大学卒業後、1982年にワシントン・ポスト紙へ。運動記者を経て、1988年から4年間、同紙モスクワ特派員を務める。1992年にニューヨーカー誌の記者に転じ、同誌編集長などを歴任。『レーニンの墓―ソ連帝国最期の日々』(白水社)でピュリツァー賞を受賞したほか、『モハメド・アリ―その闘いのすべて』(阪急コミュニケーションズ)がタイム誌the top of nonfiction bookに選ばれるなど、現代アメリカを代表するノンフィクション作家として君臨している
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1991年12月にソ連が崩壊して、すでに30年。本書は、当時の政権中枢や反体制派の人物多数にインタビューや取材を重ね、彼らの内面に「スターリニズム」がいかに深く根ざしていたかを探り、ソ連崩壊に至るまでの過程を追いかけた、記念碑的な作品だ。変革期には様々な「人間ドラマ」を見ることができる。物理学者サハロフに代表されるように、体制批判に向かう英雄的な人びと、時流に迎合し、反ユダヤ主義に走る数学者シャファレビッチのような人びと…(続く)
1991年12月にソ連が崩壊して、すでに30年。本書は、当時の政権中枢や反体制派の人物多数にインタビューや取材を重ね、彼らの内面に「スターリニズム」がいかに深く根ざしていたかを探り、ソ連崩壊に至るまでの過程を追いかけた、記念碑的な作品だ。変革期には様々な「人間ドラマ」を見ることができる。物理学者サハロフに代表されるように、体制批判に向かう英雄的な人びと、時流に迎合し、反ユダヤ主義に走る数学者シャファレビッチのような人びと、現状に疑問を抱きつつも、体制にとどまり、前へ進めないゴルバチョフのような人びと…。本書のタイトルは、レーニンをレーニン廟に祭り上げるのではなく、レーニンを完全に葬り去り、批判の俎上に載せられるかどうかを意味し、それがロシアの真の再生の鍵を握ることを表わす。したがって、ゴルバチョフやその周辺の人びとは、やがて時代の潮流にのみこまれ、歴史に追い越されていくことになる。本書の優れている点は、全体主義国家の制度とイデオロギーの破綻を、広く深く観察していることだ。取材の射程は、サハリン島やシベリアの炭鉱の地下から、カフカス、中央アジアの集団農場、都市部の言論・文化界、共産党中央にまで及んでいる。そして、ソ連を支配していた共産党の独裁体制、党と国家の構成体が自壊していく軌跡を、臨場感たっぷりに描くことに成功している。
もくじ情報:第1部 記憶のために(森の戦い;幼年スターリン主義者;永久保存のために;回帰する歴史;革命の寡婦たち ほか);第2部 民主主義の展望(仮面舞踏会;二重思考者たち;党幹部たち;貧しき人びと;地底の革命 ほか)