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出版社名:講談社
出版年月:2024年5月
ISBN:978-4-06-531932-1
354P 15cm
播磨国風土記 全訳注/講談社学術文庫 2817
秋本吉徳/〔訳注〕 鉄野昌弘/補
組合員価格 税込 1,396
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:◇土地の名前、不思議な説話。そのすべては、古代びとの生きた確かな証◇奈良時代の初期、『古事記』や『日本書紀』とほぼ同時期に編述された、官撰の地誌『風土記』。地方に律令政治による統治を行きわたらせようとした朝廷が、令制国の国庁にそれぞれの地理、産物、文化、歴史についての調査を命じ、その記録を献上させたものである。各国ごとに編纂された『風土記』だが、その多くは散逸してしまい、現在まで遺されているのは、ごく数ヵ国のものに限られる。『播磨国風土記』はその一つであり、本書は兵庫県南西部の地名の由来、大国主の伝説や景行天皇求婚譚などの説話、古代人の生活・習俗などを生き生きと伝える最重要史料である…(続く
内容紹介:◇土地の名前、不思議な説話。そのすべては、古代びとの生きた確かな証◇奈良時代の初期、『古事記』や『日本書紀』とほぼ同時期に編述された、官撰の地誌『風土記』。地方に律令政治による統治を行きわたらせようとした朝廷が、令制国の国庁にそれぞれの地理、産物、文化、歴史についての調査を命じ、その記録を献上させたものである。各国ごとに編纂された『風土記』だが、その多くは散逸してしまい、現在まで遺されているのは、ごく数ヵ国のものに限られる。『播磨国風土記』はその一つであり、本書は兵庫県南西部の地名の由来、大国主の伝説や景行天皇求婚譚などの説話、古代人の生活・習俗などを生き生きと伝える最重要史料である。本書は漢文で書かれた原文からの訓下し文に、詳細な訳註つき。さらに懇切な解説も加えた、「風土記」の世界を味わいつくす全訳注!【本書「まえがき」より】〈国家神話〉として再構成されたものではなく、在地に生きる古代の人々の、生きた神話や伝説、また習俗・社会などのありさまが、断片的ながらも窺える……本書は日本古代の人々の、生きた姿を、少しでも明らかにしようと努めたものである。【本書の内容】 まえがき 凡例一 賀古郡(一)二 賀古郡(二)三 印南郡 補説「印南郡」の存否四 餝磨郡(一)五 餝磨郡(二)六 餝磨郡(三)七 餝磨郡(四)八 揖保郡(一)九 揖保郡(二)十 揖保郡(三)十一 揖保郡(四)十二 揖保郡(五) 補説「言挙げ」について十三 揖保郡(六) 補説『万葉集』と播磨十四 揖保郡(七) 補説 天日槍 付、粒丘銅牙石十五 讃容郡(一) 補説 鹿の話十六 讃容郡(二) 補説「異剣」伝説について十七 宍禾郡(一) 補説「大神」「伊和大神」について十八 宍禾郡(二) 補説 葦原志許乎神について十九 神前郡(一) 補説 大汝神少比古尼神二十 神前郡(二) 補説 百済人二十一 託賀郡(一) 補説 盟酒二十二 託賀郡(二) 補説 女性神二十三 賀毛郡(一) 補説 地名起源記事の種類と性格二十四 賀毛郡(二) 補説 根日女の話二十五 賀毛郡(三) 補説 延喜式と風土記二十六 美なぎ郡 補説 於奚袁奚天皇と「詠辞」 解説 鉄野昌弘 播磨国風土記地図*本書は訳し下ろしです。訳者の遺稿に補遺を施しました。
奈良時代初期、律令の統治を全国に行きわたらせんとする朝廷が、令制国の国庁にそれぞれの地理、産物、文化、歴史の記録を献上させた官撰の地誌『風土記』。本書は兵庫県南西部の地名の由来、大汝命の伝説や景行天皇求婚譚などの説話、古代人の生活・習俗などを生き生きと伝える最重要史料である。その残された全貌を懇切な語釈と平易な訳文で読む!
もくじ情報:賀古郡;印南郡;餝磨郡;揖保郡;讃谷郡;宍禾郡;神前郡;託賀郡;賀毛郡;美嚢郡
著者プロフィール
秋本 吉徳(アキモト ヨシノリ)
1947‐2022年。奈良県生まれ。東京大学大学院博士課程単位修了。日本古代文学専攻。清泉女子大学名誉教授
秋本 吉徳(アキモト ヨシノリ)
1947‐2022年。奈良県生まれ。東京大学大学院博士課程単位修了。日本古代文学専攻。清泉女子大学名誉教授