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出版社名:文藝春秋
出版年月:2024年8月
ISBN:978-4-16-391867-9
500P 19cm
病葉草紙
京極夏彦/著
組合員価格 税込 2,178
(通常価格 税込 2,420円)
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:人の心は分かりませんが、 それは虫ですね--。 ときは江戸の中頃、薬種問屋の隠居の子として生まれた藤介は、父が建てた長屋を差配しながら茫洋と暮らしていた。八丁堀にほど近い長屋は治安も悪くなく、店子たちの身持ちも悪くない。ただ、店子の一人、久瀬棠庵は働くどころか家から出ない。年がら年中、夏でも冬でも、ずっと引き籠もっている。「居るかい」藤介がたびたび棠庵のもとを訪れるのは、生きてるかどうか確かめるため。そして、長屋のまわりで起こった奇怪な出来事について話すためだった。祖父を殺したと言い張る孫娘(「馬癇」)、真面目な左官の不審な行動(「気癪」)、料理屋に集った四人の死(「脾臓虫」)、遠方…(続く
内容紹介:人の心は分かりませんが、 それは虫ですね--。 ときは江戸の中頃、薬種問屋の隠居の子として生まれた藤介は、父が建てた長屋を差配しながら茫洋と暮らしていた。八丁堀にほど近い長屋は治安も悪くなく、店子たちの身持ちも悪くない。ただ、店子の一人、久瀬棠庵は働くどころか家から出ない。年がら年中、夏でも冬でも、ずっと引き籠もっている。「居るかい」藤介がたびたび棠庵のもとを訪れるのは、生きてるかどうか確かめるため。そして、長屋のまわりで起こった奇怪な出来事について話すためだった。祖父を殺したと言い張る孫娘(「馬癇」)、真面目な左官の不審な行動(「気癪」)、料理屋に集った四人の死(「脾臓虫」)、遠方からもたらされた奇妙な見合い話(「脹満」)……「前巷説百物語」に登場する本草学者・久瀬棠庵の若き日を切り取った連作奇譚集。
祖父の死骸のそばで「私が殺した」と繰り返す孫娘。急に妻に近づかなくなり、日に日に衰えていく左官職人。高級料亭で酒宴を催したあと死んだ四人の男。子を産めなくなる鍼を打たねば死ぬと言われた武家の娘。本草学者の久瀬棠庵は、全ては「虫」の所為だと診断する。しかし、長屋の店子仲間が誘拐かされ―。『前巷説百物語』にも連なる謎解き奇譚。
著者プロフィール
京極 夏彦(キョウゴク ナツヒコ)
1963年生まれ。北海道小樽市出身。日本推理作家協会監事。世界妖怪協会・お化け友の会代表代行。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年、『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞長編部門、97年、『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2000年、桑沢賞受賞。03年、『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年、『後巷説百物語』で直木賞、11年、『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、16年、遠野文化賞、19年、埼玉文化賞受賞。22年、『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
京極 夏彦(キョウゴク ナツヒコ)
1963年生まれ。北海道小樽市出身。日本推理作家協会監事。世界妖怪協会・お化け友の会代表代行。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年、『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞長編部門、97年、『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2000年、桑沢賞受賞。03年、『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年、『後巷説百物語』で直木賞、11年、『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、16年、遠野文化賞、19年、埼玉文化賞受賞。22年、『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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