内容紹介：息子７歳、私３７歳、夫は希少がんステージ４……暗闇の中で光を選ぶ術を描くノンフィクション！とてつもなく厳しい現実に直面したとき、人は、どうすれば心のあたたかさを保ちながら生きていけるのか。不治の病におかされた夫と向き合う中で「幸せな方の椅子に座る」という気づきを得た著者がつづる、真の幸せにたどりつくヒント。
どんなときでも、目の前に「幸せな方の椅子」と「幸せじゃない方の椅子」が置かれているとしたら―さあ、あなたは、どちらに座る？息子７歳、私３７歳、夫は希少がんステージ４―暗闇の中で光を選ぶ術を描くノンフィクション！
もくじ情報：１　目の前にあるふたつの椅子（「幸せなままでいようよ」という約束；幸せな方の椅子に座るということ；きっかけは、友人の言葉；はじめての椅子；入院生活　ほか）；２　優しい椅子からの眺め（時空を超えて届いた声；優しい椅子；夫を亡くしたけれど、失くさなかった日；「のに」をとる椅子；本当の幸せって？　ほか）

松山　みゆ(マツヤマ　ミユ)
１９７３年福岡県生まれ。大学卒業後、医科大学研究所の研究補助兼秘書として勤務。高校時代からつき合っていた夫と結婚。出産を機に退職し、専業主婦に。子どもが４歳のときに、地元の基幹病院の医療秘書として仕事復帰。２０１１年、夫が希少がんを発病。「病気になったけど、幸せなままでいようよ」という夫との約束を守りながら、１０年に及ぶ闘病生活に伴走する。現在は、日本癌治療学会認定がん医療ネットワークシニアナビゲーターでもある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）