ライトノベルは何をしてきたのか。その実践の文学的意義はどのようなものか。『スレイヤーズ』から『涼宮ハルヒの憂鬱』『キノの旅』『Ａｌｌ　Ｙｏｕ　Ｎｅｅｄ　Ｉｓ　Ｋｉｌｌ』『とある魔術の禁書目録』『僕は友達が少ない』そして『ソードアート・オンライン』までを辿る。
もくじ情報：序章　ライトノベルのストラテジー；第一章　類型性への抵抗―神坂一『スレイヤーズ』論；第二章　交換不可能な大衆―谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』論；第三章　世界の中の旅人―時雨沢恵一『キノの旅』論；第四章　孤独をわかちあうこと―桜坂洋『Ａｌｌ　Ｙｏｕ　Ｎｅｅｄ　Ｉｓ　Ｋｉｌｌ』論；第五章　シミュラークルの主人公―鎌池和馬『とある魔術の禁書目録』論；第六章　日常と変化―平坂読『僕は友達が少ない』論；第七章　ライトノベルにおける現実―川原礫『ソードアート・オンライン』論；終章　ライトノベル・単独性・キャラクター

國部　友弘(クニベ　トモヒロ)
秋田工業高等専門学校講師。２０２０年、早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。博士（学術）。早稲田大学教育学部助教等を経て、２０２４年より現職。専門は現代サブカルチャー、近代文学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）