なぜこの宇宙は「生命を育める」のか？「物理法則」は絶対不変ではなく、生物と同じく「進化」する？「現代最高の科学者」スティーヴン・ホーキング博士の２０年来の愛弟子である天才物理学者が、師の思い出とともに初めて綴る。全世界で大ベストセラーの、最高にエキサイティングで感動的な最新宇宙論！
もくじ情報：第１章　この宇宙はなぜ「生命に適している」のか；第２章　宇宙に「始まり」はあったのか；第３章　「宇宙誕生の瞬間」は存在しない；第４章　永遠に、無限に増殖しつづける宇宙？；第５章　多元宇宙で途方に暮れる；第６章　私たちの「観測」がこの宇宙をつくる；第７章　時間は存在しない；第８章　「最後の理論」の先にあるもの

ハートッホ，トマス(ハートッホ，トマス)
宇宙物理学者。１９７５年、ベルギーのルーヴェン生まれ。ケンブリッジ大学でスティーヴン・ホーキングの指導のもと博士号を取得。カリフォルニア大学サンタバーバラ校リサーチフェロー、欧州原子核研究機構（ＣＥＲＮ）フェローなどを経て、現在はルーヴェン・カトリック大学理論物理学教授。専門はブラックホールとビッグバンの量子的性質。ホーキングとの２０年来の共同研究でもつとに知られ、共に「トップダウン宇宙論」を提唱。２０１８年のホーキング逝去の翌月に発表された最終論文「永久インフレーションからの滑らかな離脱？」の共著者でもある。ホーキングからの「最後の宿題」に応えて書かれた、初の単著となる本書は、各国でベストセラーを記録。すぐれた一般向け科学書に与えられる「コスモス図書賞」を受賞した