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出版社名:柏書房
出版年月:2026年9月
ISBN:978-4-7601-5677-1
518P 20cm
紙の上で考えることの歴史 手帳が人類にもたらしたもの
ローランド・アレン/著 小林玲子/訳
 
組合員価格 税込 3,168円
(通常価格 税込 3,520円)
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:Notebookを日本語で言い表すと「ノート」にしかならない。日本人なら子どものころに使った学習用のノートを真っ先に思い出すはずだ。しかしこの言葉は、日記、スケッチブック、備忘録、元帳、航海日誌なども表す言葉だ。ただしそもそも何も書かれていない白紙のもの。この白紙の本がいかに私たちの考え方を変え、世界を変える手助けをしたかを語る本となっている。ノートは800年もの間、ひとつの世界を形作ってきたのだ。中世イタリアでは、白紙の帳簿が国際貿易を一変させ、またスケッチブックがルネサンスの知的芸術的進歩を可能にした。海では、日誌の発明がマゼランやその仲間の発見者たちの旅の視野を広げた。レオナル…(続く)
内容紹介:Notebookを日本語で言い表すと「ノート」にしかならない。日本人なら子どものころに使った学習用のノートを真っ先に思い出すはずだ。しかしこの言葉は、日記、スケッチブック、備忘録、元帳、航海日誌なども表す言葉だ。ただしそもそも何も書かれていない白紙のもの。この白紙の本がいかに私たちの考え方を変え、世界を変える手助けをしたかを語る本となっている。ノートは800年もの間、ひとつの世界を形作ってきたのだ。中世イタリアでは、白紙の帳簿が国際貿易を一変させ、またスケッチブックがルネサンスの知的芸術的進歩を可能にした。海では、日誌の発明がマゼランやその仲間の発見者たちの旅の視野を広げた。レオナルド・ダ・ヴィンチからパブロ・ピカソに至る芸術家たち、アイザック・ニュートンからアルバート・アインシュタインに至る思索家たち、チョーサーからヘンリー・ジェイムズに至る作家たち。彼らはみな、ノートに鍛えられて作品を生み出した。こうした事実をもとにノートがいかにして私たちの最も耐久性のある思考ツールとなったかを明らかにする。中世までは、公式にはラテン語を使い、神の言葉を高価な羊皮紙に書き写すことが主流の手稿本の時代だった。それは活字が発明される前のことだ。それが紙が広く使用されるようになって帳簿の時代となる。それまでの?を使用した木簡とは異なり書き直すことができなくなることで紙の帳面が使われるようになった。また綴じることで改竄もしにくくなっていき、簿記の重要性が増していき、ベネチアなどでの商業の発展につながっていく。まさに現代のネット上で起きているデータの保存の中世版だ。手書きの地図が重要となり、航海に関しては数学も必要だった。そして紙の上で計算することができるようになる。チョーサーの『カンタベリー物語』。これはボッカチオの物語を再話したもの。活字のない時代、チョーサーは外交官としてイタリアに派遣され、そこで見聞きしたことをノートに書きつけることができた。これまで見落とされてきた「ノート」の役割と魅力について、さまざまな角度から検証していく。私たちは書くという行為を手放してはいけない。それはデジタルの時代だからこそ気づかなければならないのだ。
紙で作られたノートの発明は、私たちに書くことを生み出した。そして日記、メモ、小説、絵画、帳簿、手紙を書くことになった。それが、私たちの脳に変化を起こし、心の拡張をもたらした。
もくじ情報:ノート以前 地中海―紀元前一〇〇〇年~西暦一二五〇年;赤い本、白い本、布の本 会計学の誕生―一二九九年、プロヴァンスとフィレンツェ;「小さなノートに簡単な線で描いて…」 スケッチブック―フィレンツェ、一三〇〇~一五〇〇年;リコルディ、リコルダンツィ、ジバルドーネ 家庭のノート―フィレンツェ、一三〇〇~一五〇〇年;アレキサンドリアの胡椒 ロードス島のミカーリの書―一四三四年、ヴェネツィア;放埓な妻たち、羊毛でふさがれた口 イギリスに上陸したノート―一三七二~一五一七年;LHD二四四の長い生涯 声を揃えて歌う―一四五〇~一六〇〇年頃、ボローニャ;「ああ、これでは何ひとつ仕上がらない…」 イタリアのノート使いの二紳士―一四五五~一五一九年;「おお、他人の話を記録する忍苦と労力よ!」 コモンプレイス・ブック―一五一二年~現在;「一番目と二番目の海峡は東から西へと延びている」 大航海時代―一五一九~二二年;ニシンの王 魚の書―一五七〇年、オランダ;「下らぬ阿蘭陀の流行りよ!」 友情の本―一六四五年、北ヨーロッパ;「旅の途中で愛した名品」 技術観察―一五九八年、ドイツおよびイタリア;「永く留まってはならぬ」 旅人とノート―一四七〇年~現在;継父と息子の雑記帳 数学―一六一二年、リンカーンシャー;二冊の黒いスクラップブック フーケとコルベール―一六六一~八〇年、パリ;「わずか一八ペンスの現金…そしてテーブルブック」 テーブルブック―一五二〇~一六七〇年代、イギリスとオランダ;アホウドリを撃つな 航海記―一六九九年、ロンドンからアモイへ;「私が思うに」 博物学者のノート―一五五一~一八五九年;心の支えと慰め 日記の時代―一六〇〇年~現在;ビートを外れてはならない イギリスの警察官のノート―一八二九年~現在;「イエス―歯医者は死んでいるほうがいい」 作家たちのノート―一八九四年~現在;保存と調理 レシピ本―一六三九年~現在;自分を語る セルフケアとしての日記―一九六八年~現在;青、緑、赤、黄 選挙運動―一九七七~二〇〇三年、フロリダ州;「一筋縄ではいかない」 航海日誌―一八五〇年~現在;特性に合わせる バレットジャーナル―二〇一〇年、ブルックリン;失われた時を求めて 患者日記―一九五二年~現在;「この地球上の何者もノート以上に…」 ノート研究―一八八三年~現在;脳の異なる部位 アーティスト観察―二〇二二年;オッ
著者プロフィール
アレン,ローランド(アレン,ローランド)
マンチェスター大学で学び、現在は出版業界で働き、ブライトンに住んでいる。自転車からパンに至るまで多岐にわたるテーマについて執筆し、数十年にわたり日記をつけ続けており、文房具に少しばかり夢中になりすぎている
アレン,ローランド(アレン,ローランド)
マンチェスター大学で学び、現在は出版業界で働き、ブライトンに住んでいる。自転車からパンに至るまで多岐にわたるテーマについて執筆し、数十年にわたり日記をつけ続けており、文房具に少しばかり夢中になりすぎている