「世界金融危機」と会計基準との国内外に及ぶ結び付き、政策や制度形成に及ぼした影響を解き明かした大作！膨大な第一次資料を読み解き、詳細な検証とともにその実像を描き出す…漂流する時代の中、会計基準の「単一で高品質な国際基準」の策定とともに、コンバージェンスとＩＦＲＳｓアドプションに関わるこれまでの航跡を的確に理解し、われわれが進むべき道を探るうえでの「コンパス（羅針盤）」となることを目指す！
もくじ情報：第１部　グローバルな目標―「単一で高品質な国際基準」の策定（「単一で高品質な国際基準」の策定に向けた取組みと意見発信）；第２部　国際会計の潮流と国際会計基準審議会の基準開発（国際会計システムの分類；国際財務報告と会計基準の国際化戦略　ほか）；第３部　ＩＦＲＳｓのアドプション―ＩＦＲＳｓ強制適用の実態（ＥＵにおける国際財務報告基準のアドプション；ＥＵにおける第三国の会計基準の同等性評価　ほか）；第４部　会計基準のコンバージェンスとＩＦＲＳｓへの対応（アメリカにおける会計基準のコンバージェンス；日本における会計基準のコンバージェンス　ほか）

杉本　徳栄(スギモト　トクエイ)
博士（経済学）東北大学。関西学院大学大学院経営戦略研究科教授。１９８８年神戸商科大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得退学、１９９７年東北大学経済学博士。鹿児島経済大学経済学部専任講師・助教授、龍谷大学経営学部助教授・教授を経て、２００５年より関西学院大学大学院経営戦略研究科教授。この間に、韓国延世大学校商経大学大学院留学（１９８６年～１９８７年）、Ｄｕｋｅ　Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙ，Ｔｈｅ　Ｆｕｑｕａ　Ｓｃｈｏｏｌ　ｏｆ　Ｂｕｓｉｎｅｓｓ，Ｒｅｓｅａｒｃｈ　Ｓｃｈｏｌａｒ（１９９９年～２０００年）、公認会計士試験試験委員（２０１０年度～２０１３年度）などを歴任し、現在、文部科学省中央教育審議会専門委員、会計教育研修機構理事、国際会計研究学会理事、日本会計教育学会理事、会計大学院協会理事長、税理士試験試験委員などを務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）