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出版社名:講談社
出版年月:2022年8月
ISBN:978-4-06-528945-7
195P 15cm
異常の構造/講談社学術文庫 2728
木村敏/〔著〕
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:臨床の場に身を置きつづけながら、綺羅星のような著作および翻訳を遺した稀代の精神病理学者木村敏(1931-2001年)。その創造性は世界的に見ても人後に落ちない。著者の名を世に広く知らしめるとともに、社会精神医学的な雰囲気を濃く帯びていることで、数ある著作のなかでもひときわ異彩を放つ名著に、畏友・渡辺哲夫による渾身の解説を収録。「異常」が集団のなかでいかに生み出され、また「異常」とされた人々のうちでなにが生じているのか、社会および個人がはらむ「異常の構造」が克明に描かれる。私たちはなぜ「異常」、とりわけ「精神の異常」に対して深い関心と不安を持たざるを得ないのか。「自然は合理的である」と…(続く
内容紹介:臨床の場に身を置きつづけながら、綺羅星のような著作および翻訳を遺した稀代の精神病理学者木村敏(1931-2001年)。その創造性は世界的に見ても人後に落ちない。著者の名を世に広く知らしめるとともに、社会精神医学的な雰囲気を濃く帯びていることで、数ある著作のなかでもひときわ異彩を放つ名著に、畏友・渡辺哲夫による渾身の解説を収録。「異常」が集団のなかでいかに生み出され、また「異常」とされた人々のうちでなにが生じているのか、社会および個人がはらむ「異常の構造」が克明に描かれる。私たちはなぜ「異常」、とりわけ「精神の異常」に対して深い関心と不安を持たざるを得ないのか。「自然は合理的である」という虚構に支配された近代社会が、多数者からの逸脱をいかに異常として感知し排除するのか。同時に患者のうちで「常識の枠組み」はどのように解体され、またそのことがなぜ「正常人」の常識的日常性を脅かさずにはおかないのか――。「あとがき」に刻印された「正常人」でしかありえない精神科医としての著者の葛藤は、社会における「異常」の意味を、そして人間が生きることの意味を今なお私たちに問いかけ続けている。(原本:講談社現代新書、1973年)【本書の内容】1 現代と異常2 異常の意味3 常識の意味4 常識の病理としての精神分裂病5 ブランケンブルクの症例アンネ6 妄想における常識の解体7 常識的日常世界の「世界公式」8 精神分裂病者の論理構造9 合理性の根拠10 異常の根源あとがき解 説(渡辺哲夫)
臨床の場に身を置きつづけながら、綺羅星のような著作を遺した稀代の精神病理学者・木村敏。著者の名を世に広く知らしめるとともに、社会精神医学的な雰囲気を濃く帯びていることで、ひときわ異彩を放つ不朽の名著。「異常」とされた人のうちではなにが生じているのか、社会はいかにして「異常」を生み出すのか?渡辺哲夫氏による渾身の解説を収録!
もくじ情報:1 現代と異常;2 異常の意味;3 常識の意味;4 常識の病理としての精神分裂病;5 ブランケンブルクの症例アンネ;6 妄想における常識の解体;7 常識的日常世界の「世界公式」;8 精神分裂病者の論理構造;9 合理性の根拠;10 異常の根源
著者プロフィール
木村 敏(キムラ ビン)
1931‐2021年。京都大学医学部卒業。京都大学名誉教授。専門は精神病理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
木村 敏(キムラ ビン)
1931‐2021年。京都大学医学部卒業。京都大学名誉教授。専門は精神病理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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