内容紹介：２０２４年に１００歳を迎える辰巳芳子。料理研究家の草分けだった母、浜子のもとで家庭料理を身につけ、宮内庁大膳寮で修業を積んだ加藤正之氏にフランス料理の指導を受けた。父の闘病を支えた体験から、鎌倉の自宅で「スープの会」を主宰。２００２年刊行の書籍『あなたのために　いのちを支えるスープ』で一世を風靡した。本書は文化出版局の雑誌『ミセス』の特集をふり返り、料理研究家という肩書きを軽々と超えた辰巳の足跡とメッセージを伝えます。
もう長いこと、料理は図式化できると考えていた。
もくじ情報：いのちを支えるスープ；つなぐいのち　子どもたちとの時間；辰巳家の道具・うつわ語り；辰巳芳子　写真で語る自分史；辰巳芳子　対談録；辰巳芳子　珠玉のレシピ