アルムナイ、ジョブ・クラフティング、降職制度、副業など…先進的かつ特徴的な人事管理を実践する１２の企業・組織の取り組みを気鋭の研究者が丹念にインタビュー。理論的視座も紹介しつつ、その実像に迫る！
もくじ情報：人事システム　人事機能の部門化とその発展（株式会社ＳｍａｒｔＨＲ）；社員等級制度　外部労働市場の流動性への対応と内部労働市場のニーズの両立への挑戦（株式会社メルカリ）；雇用区分制度　働き方に制約がある従業員の中核的活用（イオンリテール株式会社）；高齢者雇用　キャリア後期の従業員の働き方の模索と試行（村田機械株式会社　研究開発本部）；副業・兼業　副業から「福」業へ―社会・会社・個人をつなぐ副業制度―（ロート製薬株式会社）；労使関係　労働組合のアイデンティティ再形成による労使関係の進化（三井物産労働組合／Ｍｉｔｓｕｉ　Ｐｅｏｐｌｅ　Ｕｎｉｏｎ）；エントリー・マネジメント　多様な労働市場からの人的資源流入のマネジメント（住友商事株式会社）；配置転換　人材配置の最適化を可能にする人事施策と組織風土（トラスコ中山株式会社）；人材育成　自己変容する学習共同体を通じた次世代リーダーの育成（ソフトバンクアカデミア）；パフォーマンス・マネジメント　業績と成長の循環を生む人事評価コミュニケーション（コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社）；グローバルＨＲＭ　国際的な人事管理の脱中心化に向けた取り組み（アステラス製薬株式会社）；データ活用　適材適所を可能にする組織体制とテクノロジー（株式会社サイバーエージェント）

江夏　幾多郎(エナツ　イクタロウ)
神戸大学経済経営研究所准教授。一橋大学博士（商学）。名古屋大学大学院経済学研究科講師などを経て、２０１９年より現職。専攻は人的資源管理論、雇用システム論