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芸術・美術
出版社名:誠文堂新光社
発売日:2025年12月10日
雑誌JAN:4912014290161
雑誌コード:01429-01
アイデア 2026年1月号
組合員価格 税込
3,564
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商品の内容
特集│有馬トモユキ
関係から生まれるデザイン
日本デザインセンター「有馬デザイン研究室」の有馬トモユキは、2000年前後からはじまったデジタルイノベーションにリアルタイムで併走してきた人物である。有馬はいわゆる美術大学でデザインの専門教育を受けてきたわけではない。コンピュータを通じてゲームとインターネットに触れ、ウェブで漫画・アニメカルチャーと出会い、音楽によってグラフィックデザインを知り、同人デザインに参加することで人と出会い、出会った人との関わりから自分の仕事の領域を拡張しつづけてきた。ウェブ、書籍、パッケージ、ブランディング、アニメーション、ゲーム、展覧会―技術と人とのかかわりのなか…(
続く
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特集│有馬トモユキ
関係から生まれるデザイン
日本デザインセンター「有馬デザイン研究室」の有馬トモユキは、2000年前後からはじまったデジタルイノベーションにリアルタイムで併走してきた人物である。有馬はいわゆる美術大学でデザインの専門教育を受けてきたわけではない。コンピュータを通じてゲームとインターネットに触れ、ウェブで漫画・アニメカルチャーと出会い、音楽によってグラフィックデザインを知り、同人デザインに参加することで人と出会い、出会った人との関わりから自分の仕事の領域を拡張しつづけてきた。ウェブ、書籍、パッケージ、ブランディング、アニメーション、ゲーム、展覧会―技術と人とのかかわりのなかで探求をつづけ、あり合わせの道具としてアプリケーションを駆使してきた。
本特集では有馬トモユキのキャリアを総括する。有馬は技術と人との関係から生まれるデザインをつくりつづけてきた。みずからの職域を職能で規定するのではなく、求めに応じ、あるいは求められていなくとも自身の動機に基づき、プロジェクトごとに自分の仕事の範囲を定める。「ここまでがデザイン」なのではなく、「これもデザイン」であっていい。
デザイナーとして、ではなく、デザインができる人間として力を尽くす。そのことがプロジェクトをともにする仲間を触発し、受発注の境界を曖昧にさせ、デザインスタイルを超えて、「有馬トモユキのデザイン」を成立させている。
有馬の仕事を振り返ることは、現代における技術とデザインの関係を問い直すとともに、デザインが「人間の仕事」であるために、そこにかならず介在する「人」という要素に目を向けることにもつながる。それは来るべき2030年代のデザイナーたちにとってひとつの指針を示すものになるはずだ。本特集がデザインを目指すすべての人の背中を後押しするものとなることを願う。
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関係から生まれるデザイン
日本デザインセンター「有馬デザイン研究室」の有馬トモユキは、2000年前後からはじまったデジタルイノベーションにリアルタイムで併走してきた人物である。有馬はいわゆる美術大学でデザインの専門教育を受けてきたわけではない。コンピュータを通じてゲームとインターネットに触れ、ウェブで漫画・アニメカルチャーと出会い、音楽によってグラフィックデザインを知り、同人デザインに参加することで人と出会い、出会った人との関わりから自分の仕事の領域を拡張しつづけてきた。ウェブ、書籍、パッケージ、ブランディング、アニメーション、ゲーム、展覧会―技術と人とのかかわりのなか…(続く)
関係から生まれるデザイン
日本デザインセンター「有馬デザイン研究室」の有馬トモユキは、2000年前後からはじまったデジタルイノベーションにリアルタイムで併走してきた人物である。有馬はいわゆる美術大学でデザインの専門教育を受けてきたわけではない。コンピュータを通じてゲームとインターネットに触れ、ウェブで漫画・アニメカルチャーと出会い、音楽によってグラフィックデザインを知り、同人デザインに参加することで人と出会い、出会った人との関わりから自分の仕事の領域を拡張しつづけてきた。ウェブ、書籍、パッケージ、ブランディング、アニメーション、ゲーム、展覧会―技術と人とのかかわりのなかで探求をつづけ、あり合わせの道具としてアプリケーションを駆使してきた。
本特集では有馬トモユキのキャリアを総括する。有馬は技術と人との関係から生まれるデザインをつくりつづけてきた。みずからの職域を職能で規定するのではなく、求めに応じ、あるいは求められていなくとも自身の動機に基づき、プロジェクトごとに自分の仕事の範囲を定める。「ここまでがデザイン」なのではなく、「これもデザイン」であっていい。
デザイナーとして、ではなく、デザインができる人間として力を尽くす。そのことがプロジェクトをともにする仲間を触発し、受発注の境界を曖昧にさせ、デザインスタイルを超えて、「有馬トモユキのデザイン」を成立させている。
有馬の仕事を振り返ることは、現代における技術とデザインの関係を問い直すとともに、デザインが「人間の仕事」であるために、そこにかならず介在する「人」という要素に目を向けることにもつながる。それは来るべき2030年代のデザイナーたちにとってひとつの指針を示すものになるはずだ。本特集がデザインを目指すすべての人の背中を後押しするものとなることを願う。