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出版社名:イカロス出版
発売日:2025年10月21日
雑誌JAN:4910184411256
雑誌コード:18441-12
ミリタリー・クラシックス 2025年12月号
組合員価格 税込 1,881
(通常価格 税込 1,980円)
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ドイツ最期の戦いで奮闘したWW2最強の戦車 ティーガー2重戦車|
ドイツ最期の戦いで奮闘したWW2最強の戦車 ティーガー2重戦車|
商品の内容
【巻頭特集】VI号戦車B型ティーガーII

 1941年5月、ヒトラーは開発中の重戦車への長砲身8.8cm砲の装備を提案。これにより56口径8.8cm砲を持つティーガーIが開発されるが、実際にヒトラーが求めていたのは、さらに長砲身の71口径8.8cm砲を搭載した戦車であった。1942年8月からヘンシェル社とポルシェ設計局が新型重戦車の設計に着手すると、ドイツ軍はヘンシェル案を採用し、1943年1月には正式発注。新型重戦車「ティーガーII(ティーガーB型)」試作車は10月に完成し、12月から量産が開始された。
 完成したティーガーIIは、70トンクラスの巨体に71口径8.8cm砲という第二次世界…(続く
【巻頭特集】VI号戦車B型ティーガーII

 1941年5月、ヒトラーは開発中の重戦車への長砲身8.8cm砲の装備を提案。これにより56口径8.8cm砲を持つティーガーIが開発されるが、実際にヒトラーが求めていたのは、さらに長砲身の71口径8.8cm砲を搭載した戦車であった。1942年8月からヘンシェル社とポルシェ設計局が新型重戦車の設計に着手すると、ドイツ軍はヘンシェル案を採用し、1943年1月には正式発注。新型重戦車「ティーガーII(ティーガーB型)」試作車は10月に完成し、12月から量産が開始された。
 完成したティーガーIIは、70トンクラスの巨体に71口径8.8cm砲という第二次世界大戦最強クラスの戦車砲を備え、装甲厚も車体前面は大きく傾斜した150mm、砲塔は湾曲した120mm(試作砲塔)あるいは180mm(量産砲塔)と、WWII戦車の中で随一の防御力を誇った。1944年夏のノルマンディー戦で初陣を飾ったティーガーIIは、東西戦線でその絶大な攻防力を活かして奮闘。連合軍将兵からは「キングタイガー」と呼ばれ畏怖された。しかし生産数は500輌以下にとどまり、その大重量や燃費の悪さを起因とする使いづらさもあり、劣勢を覆すことはできなかった。それでも大戦終盤にドイツ機甲部隊最後の切り札として登場したティーガーIIは、現代においても高い人気を誇っている。
 本特集では、押しも押されもせぬWWII最強の重戦車ティーガーIIについて、戦歴、開発経緯、メカニズム、運用、生産型、エース、ライバル戦車など多方面から考察していく。

[第二特集]九九式襲撃機

 1930年代前半、日本陸軍は当時、ソ連空軍が開発していた各種の「シュトゥルモヴィーク」の情報に接し、これと同種の対地攻撃を主任務とする「襲撃機」の研究を開始する。折しも、日本陸軍航空隊は爆撃機の用法を、敵飛行場の在地飛行機の撃滅を目指す「航空撃滅戦」と定めており、これに好適な機種として襲撃機の計画が推進された。
 キ五十一のキ番号が割り振られた本機は、昭和13年1月31日に三菱重工に発注され、九七式軽爆(キ三〇)をベースに開発が進められた。当時の戦闘機に近い速度性能と軽快な運動性を持ち、運用性を考慮して固定脚を選択、最…他

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