第５回（１９３７年）ヴェネチア国際映画祭　最優秀外国映画賞
３８歳の未亡人のクリスティーヌは、若い頃に結婚したため青春を謳歌しなかったことを、今になってさびしく思えていた。ある日、彼女は手帖を見つける。そこには彼女が１６歳で初めて舞踏会に出たときに踊った男性の名前があった。「人生をやり直そう」。そう思った彼女は、２０年近く会っていないかつての恋人たちを訪ねていくのだった…。手帳を元に繰り広げられる人生の郷愁と悲哀、現実のほろ苦さを描いた作品。