クロヤマアリをさらって来て、子虫などの世話をさせるサムライアリの話と、土を掘ってはい出してくるバッタの赤ちゃんの話。

サムライアリは、クロヤマアリのすにせめこんで、さなぎをさらいます。バッタのかおをみたことがありますか。かわいいかおですよ。小学２・３年向き。
もくじ情報：アリのくに（すにかえる、ふしぎなちから；さなぎを、ぬすみだせ！；ハアリの、くうちゅうりょこう；このすは、いただくからね；ぎょうれつが、もどってきた；こまった、こまった；水と、ハッカと…；まいごになった、サムライアリ）；バッタのくに（バッタがたくさんとれた；バッタは、こんなに、やくにたつ；土のなかへ、たまごを；てんじょうをくずせ；はねが、ひろがった）

小林　清之介(コバヤシ　セイノスケ)
１９２０年、東京生まれ。動物文学会会員、俳人協会評議員、日本児童文芸家協会顧問。昆虫、動物や俳句に関する著書・訳書は１００冊以上にのぼる。『野鳥の四季』（小峰書店）で第２３回小学館文学賞を受賞