苦しみにみちたこの現代世界にあって、どのようにいつくしみにみちた神の愛を知り、伝えてゆくことができるのか。聖書、神学、霊性といった観点から考察した論考６本を収録。
もくじ情報：第１部　聖書・神学からの照らし（旧約聖書といつくしみの神；教皇フランシスコと「いつくしみ（ｍｉｓｅｒｉｃｏｒｄｉａ）」概念；ゆるしの秘跡における神の慈しみ）；第２部　教会や世界における「いつくしみ」（赦しと和解―慈しみの心に生かされて；いつくしみの神秘を観想する―教皇フランシスコとリジューの聖テレーズ；家庭における愛―使徒的勧告『アモリス・レティツィア（愛のよろこび）』を読む）

片山　はるひ(カタヤマ　ハルヒ)
１９５９年東京都生まれ。上智大学フランス文学科卒業、同大学院博士課程修了。フランス・プロヴァンス大学にて文学博士号を取得。上智大学文学部教授を経て、上智大学神学部教授（専攻：キリスト教文学、キリスト教の霊性）。ノートルダム・ド・ヴィ会員