|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
河治 和香(カワジ ワカ)
東京都葛飾区柴又生まれ。日本大学芸術学部卒。CBSソニーを経て、日本映画監督協会に勤務。2003年、『秋の金魚』で小学館文庫小説賞を受賞してデビュー。18年刊行の『がいなもん 松浦武四郎一代』が、北海道ゆかりの本大賞及び、中山義秀文学賞と舟橋聖一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 河治 和香(カワジ ワカ)
東京都葛飾区柴又生まれ。日本大学芸術学部卒。CBSソニーを経て、日本映画監督協会に勤務。2003年、『秋の金魚』で小学館文庫小説賞を受賞してデビュー。18年刊行の『がいなもん 松浦武四郎一代』が、北海道ゆかりの本大賞及び、中山義秀文学賞と舟橋聖一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
明治三十七年(1904)、セントルイス万博に“若冲の間”が出現し、“Jakuchu”の名は世界に広まった。誰がこの明治の“若冲ブーム”を巻き起こしたのか。若冲の末裔という芸者に誘われるように、その迷宮に分け入ってゆくのは琳派を明治に継承した図案家、神坂雪佳。心の中の“奇”を描かずにはいられなかった若冲。男の孤独を認めながらも、そっと寄り添わずにはいられなかった女…。時空を超えて我々を魅了し続ける作品の数々を描き残した伊藤若冲という絵師に、江戸と明治、二つの時代から迫った長編小説。