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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
稲垣 栄洋(イナガキ ヒデヒロ)
1968年静岡県生まれ。静岡大学大学院農学研究科教授。農学博士。専門は雑草生態学。農林水産省、静岡県農林技術研究所などを経て、現職 稲垣 栄洋(イナガキ ヒデヒロ)
1968年静岡県生まれ。静岡大学大学院農学研究科教授。農学博士。専門は雑草生態学。農林水産省、静岡県農林技術研究所などを経て、現職 |
人間が、食べるための植物を栽培するようになったのは、今から1万年以上も前のこと。これが「野菜」の始まりです。そこから野菜は人類のためにいちずに進化してきました。人の手で丸い形にさせられたり、無理矢理大きくさせられたり…。けなげな野菜の進化を知ったとき、みなさんはそんな野菜を食べてあげたいと思うでしょうか?はたまた、可哀そうだから食べたくないと思うでしょうか?いずれにせよ、きっと目の前の野菜が今日から違って見えてくるはずです。
もくじ情報:1章 涙なしには語れない野菜ヒストリー(かつて「悪魔の植物」と恐れられ火あぶりの刑にされた―ジャガイモ;実が赤すぎて観賞用だった―トマト ほか);2章 誤解を解きたい野菜たち(「大根足」はスリムな足をほめる言葉だった―ダイコン;「うんとこしょ」と言わなくても簡単に抜ける―カブ ほか);3章 葉っぱには葉っぱの事情がある(人間によって丸くさせられた―キャベツ;冬になるとひもでグルグルにしばられる―ハクサイ ほか);4章 地味な見た目に秘めたパワー(全然もやしっ子じゃない―モヤシ;本当の名は「未熟な大豆」―エダマメ ほか);5章 本当に野菜なんですか?(あみ目は傷だらけのかさぶた―メロン;メロンのそばにいるとくさる―スイカ ほか)