|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
トーランド,ジョン(トーランド,ジョン)
1912年生まれ。ウィリアムズ大学でジャーナリズムを専攻。第二次大戦中は陸軍航空軍勤務(大尉)。戦後、フリーランスライターとなり、“ルック”“ライフ”誌等に寄稿。日本、台湾、グアム、東南アジアの各国を訪れて約500人に取材し、5年の歳月をかけて完成させた『大日本帝国の興亡』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫、全5巻)で1971年度ピュリッツァー賞を受賞。他の著書に『最後の100日』『ディリンジャー時代』など。2004年没 トーランド,ジョン(トーランド,ジョン)
1912年生まれ。ウィリアムズ大学でジャーナリズムを専攻。第二次大戦中は陸軍航空軍勤務(大尉)。戦後、フリーランスライターとなり、“ルック”“ライフ”誌等に寄稿。日本、台湾、グアム、東南アジアの各国を訪れて約500人に取材し、5年の歳月をかけて完成させた『大日本帝国の興亡』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫、全5巻)で1971年度ピュリッツァー賞を受賞。他の著書に『最後の100日』『ディリンジャー時代』など。2004年没 |
1944年12月16日払暁、西部戦線アルデンヌ森林の静寂を破る、雷鳴のごとき砲声。ヒトラー自ら構想した作戦、第三帝国の命運を賭した一大反攻が開始されたのだ。ドイツ装甲部隊は奇襲に成功し、突破急進、連合軍の戦線に巨大な突出部「バルジ」を形成する。この突出部がさらに膨れあがれば、「バルジの戦い」はドイツ軍の勝利に終わる。それをくじくには…(続く)
1944年12月16日払暁、西部戦線アルデンヌ森林の静寂を破る、雷鳴のごとき砲声。ヒトラー自ら構想した作戦、第三帝国の命運を賭した一大反攻が開始されたのだ。ドイツ装甲部隊は奇襲に成功し、突破急進、連合軍の戦線に巨大な突出部「バルジ」を形成する。この突出部がさらに膨れあがれば、「バルジの戦い」はドイツ軍の勝利に終わる。それをくじくには要衝の都市バストーニュを死守しなければならない。守備隊のアメリカ第101空挺師団は包囲されながらも徹底抗戦する。彼らを救うべく、パットン将軍の大戦車軍団は北に猛進した―。スターリングラードに匹敵する巨大な戦場において、両軍首脳部はいかなる意思決定を行い、戦況はどのように変転したか。ピュリッツァー賞を受賞したジャーナリストが1000人以上の関係者に取材し、欧州戦線の決定的戦闘を再現する。
もくじ情報:第1部 “クリストローゼ”作戦(幽霊戦線;“ラインの守り”;攻撃;突破;総くずれ;クレルヴォーの最期);第2部 「思う存分暴れろ」(ベルギーを貫く槍の穂先;ルクセンブルクを貫く槍の穂先;降伏;モントゴメリー登場;戦争の霧;はっきりしてきた戦線;ひとつの町の最期);第3部 暗いクリスマス(“楕円形野戦築城地帯”;「ふざけるな!」;ロシア高気圧;決断の日;「星のみ匂いて……」;「ムーズ進出は不可能」);第4部 神々のたそがれ(戦闘の花形;死の候補者たち;「勇敢なる小銃隊員よ……」;勝敗さだかならぬ戦闘;ウファリズの十字路;「なにもかも駄目だ」)