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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
岡本 綺堂(オカモト キドウ)
1872年に旧幕臣の子として東京高輪に生まれ麹町で育つ。東京府立中学校卒業後、1890年に東京日日新聞社に入社、新聞記者として劇評などに健筆をふるう。その後、戯曲や小説を発表して好評を得る。新聞記者を辞めて以後、執筆に専念。1939年没 岡本 綺堂(オカモト キドウ)
1872年に旧幕臣の子として東京高輪に生まれ麹町で育つ。東京府立中学校卒業後、1890年に東京日日新聞社に入社、新聞記者として劇評などに健筆をふるう。その後、戯曲や小説を発表して好評を得る。新聞記者を辞めて以後、執筆に専念。1939年没 |
旧幕臣の子として生まれ明治大正期に劇作家・小説家として活躍した岡本綺堂…(続く)
旧幕臣の子として生まれ明治大正期に劇作家・小説家として活躍した岡本綺堂は、戯曲『番町皿屋敷』、小説『半七捕物帳』シリーズなどのほか江戸時代の奇譚を題材にした『三浦老人昔話』など江戸情緒にあふれる作品で親しまれている。本書はこの奇談の名手による珠玉の随筆・読物から、赤穂事件異聞や亡父の怪異体験、怪談芝居の裏話や近世随筆に見られる奇談など、江戸懐古と怪奇趣味に富んだ25編を精選した。綺堂怪談の始まりを告げた「狸坂くらやみ坂や秋の暮」の句を含む震災直後のエッセイも初復刻。
もくじ情報:磯部の若葉;磯部のやどり;雨夜の怪談;思い出草;後の大師詣;甲字楼夜話;山霧;江戸の化物;人形の趣味;震災の記;地震雑詠;焼かれた夜;十番雑記;魚妖;猫騒動の怪談;桜姫と芋と狐と;四谷怪談異説;自来也の話;円朝全集;妖怪漫談;番町皿屋敷―「創作の思い出」より;夢のお七