内容紹介：新たなる傑作長編ファンタジー、さまざまな人の生き様が交錯する短編集。混沌のなかで祈り、立ち向かい、打ちひしがれながら野に生きる者たち。本編に登場する様々な人物の生き様を描いた６つの短編と、最終戦争末期を舞台にした「旧世界」を収録したシリーズ外伝。
黒い森に覆われ天然の火が扱えない世界は、ある少女たちの戦いを経て大きな変化を迎えようとしていた。機織りの村では守り神が突如姿を消し騒然となる。村人は厄払いで嫁いできた娘のせいだと噂するが、少年・七朱が偶然手にした手紙には思いがけない事実が記されていて…。話題沸騰のファンタジーシリーズ「火狩りの王」で活躍した「彼ら」の過去と未来を描いた短編に、本編では語られなかった旧世界の物語も収録した外伝。

日向　理恵子(ヒナタ　リエコ)
１９８４年、兵庫県生まれ。児童文学作家。著書に『魔法の庭へ』『日曜日の王国』『迷子の星たちのメリーゴーラウンド』など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）