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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
古内 一絵(フルウチ カズエ)
東京都生まれ。『銀色のマーメイド』で第五回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し2011年にデビュー。17年、『フラダン』が第63回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選出。第6回JBBY賞(文学作品部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 古内 一絵(フルウチ カズエ)
東京都生まれ。『銀色のマーメイド』で第五回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し2011年にデビュー。17年、『フラダン』が第63回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選出。第6回JBBY賞(文学作品部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
物語は高度成長期の昭和48年、伝説のラジオドラマ『鐘の鳴る丘』に出演した当時小学生の一人、良仁への一本の電話から始まる。それは『鐘の鳴る丘』の脚本家・菊井一夫の葬儀を知らせる電話だった。菊井との記憶に思いを馳せる良仁の脳裏には、主題歌「とんがり帽子」が流れていた。昭和22年、ほとんどの子供がいつもお腹を空かせていた時代。良仁は同じ小学校に通う数名と一緒に、突然『鐘の鳴る丘』に出演することに。それは、戦争への負い目を胸に抱く大人たちと共に、戦争の爪痕と向き合い、未来への希望を模索する日々であった。心に残る名作、待望の文庫化。
物語は高度成長期の昭和48年、伝説のラジオドラマ『鐘の鳴る丘』に出演した当時小学生の一人、良仁への一本の電話から始まる。それは『鐘の鳴る丘』の脚本家・菊井一夫の葬儀を知らせる電話だった。菊井との記憶に思いを馳せる良仁の脳裏には、主題歌「とんがり帽子」が流れていた。昭和22年、ほとんどの子供がいつもお腹を空かせていた時代。良仁は同じ小学校に通う数名と一緒に、突然『鐘の鳴る丘』に出演することに。それは、戦争への負い目を胸に抱く大人たちと共に、戦争の爪痕と向き合い、未来への希望を模索する日々であった。心に残る名作、待望の文庫化。