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出版社名:文藝春秋
出版年月:2023年8月
ISBN:978-4-16-391734-4
240P 20cm
奇病庭園
川野芽生/著
組合員価格 税込 1,980
(通常価格 税込 2,200円)
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:奇病が流行った。ある者は角を失くし、ある者は翼を失くし、ある者は鉤爪を失くし、ある者は尾を失くし、ある者は鱗を失くし、ある者は毛皮を失くし、ある者は魂を失くした。何千年の何千倍の時が経ち、突如として、失ったものを再び備える者たちが現れた。物語はそこから始まるーー妊婦に翼が生え、あちらこちらに赤子を産み落としていたその時代。森の木の上に産み落とされた赤子は、鉤爪を持つ者たちに助けられ、長じて〈天使総督〉となる。一方、池に落ちた赤子を助けたのは、「有角老女頭部」を抱えて文書館から逃げだした若い写字生だった。文字を読めぬ「文字無シ魚」として文書館に雇われ、腕の血管に金のペン先を突き刺しなが…(続く
内容紹介:奇病が流行った。ある者は角を失くし、ある者は翼を失くし、ある者は鉤爪を失くし、ある者は尾を失くし、ある者は鱗を失くし、ある者は毛皮を失くし、ある者は魂を失くした。何千年の何千倍の時が経ち、突如として、失ったものを再び備える者たちが現れた。物語はそこから始まるーー妊婦に翼が生え、あちらこちらに赤子を産み落としていたその時代。森の木の上に産み落とされた赤子は、鉤爪を持つ者たちに助けられ、長じて〈天使総督〉となる。一方、池に落ちた赤子を助けたのは、「有角老女頭部」を抱えて文書館から逃げだした若い写字生だった。文字を読めぬ「文字無シ魚」として文書館に雇われ、腕の血管に金のペン先を突き刺しながら極秘文書を書き写していた写字生は、「有角老女頭部」に血のインクを飛ばしてしまったことから、老女の言葉を感じ取れるようになったのだ。写字生と老女は拾った赤子に金のペン先をくわえさせて養うが、それが「〈金のペン先〉連続殺人事件」の発端だった……歌集『Lilith』、短篇集『無垢なる花たちのためのユートピア』、掌篇集『月面文字翻刻一例』の新鋭、初の幻想長編小説。
老人の額に角が伸び、妊婦は飛び立ち、天から赤子が降ってくる世界。幼い日の幸福は遠く、“宿命”の旅は果てなく続く―初の幻想長編!
著者プロフィール
川野 芽生(カワノ メグミ)
歌人・小説家。1991年神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科在籍中。2018年、「Lilith」三十首で第29回歌壇賞を受賞。20年に第一歌集『Lilith』(書肆侃侃房)を上梓、同書で21年に第65回現代歌人協会賞を受賞。また、19年より小説家としての活動を始め、22年、短篇集『無垢なる花たちのためのユートピア』(東京創元社)、掌篇集『月面文字翻刻一例』(書肆侃侃房)を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
川野 芽生(カワノ メグミ)
歌人・小説家。1991年神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科在籍中。2018年、「Lilith」三十首で第29回歌壇賞を受賞。20年に第一歌集『Lilith』(書肆侃侃房)を上梓、同書で21年に第65回現代歌人協会賞を受賞。また、19年より小説家としての活動を始め、22年、短篇集『無垢なる花たちのためのユートピア』(東京創元社)、掌篇集『月面文字翻刻一例』(書肆侃侃房)を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)