|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ビートン,M.C.(ビートン,M.C.)
1936年スコットランド、グラスゴー生まれ。2019年12月没。書店員、ライター、秘書などの仕事を経験したのち結婚し、アメリカへ渡る。編集者である夫の勧めで筆を執り、マリオン・チェズニー名義でロマンス作家としてデビュー。以降、100冊以上のヒストリカル・ロマンスを執筆。85年に、M・C・ビートン名義でスコットランドを舞台にしたミステリ「ヘイミッシュ・マクベス巡査」シリーズを発表。ロングシリーズとなり、BBCスコットランドによりテレビドラマ化され、高視聴率を記録した。息子の学校卒業を機にイギリスのコッツウォルズへ引っ越し、そこを舞台にした本シリーズを92…( ) ビートン,M.C.(ビートン,M.C.)
1936年スコットランド、グラスゴー生まれ。2019年12月没。書店員、ライター、秘書などの仕事を経験したのち結婚し、アメリカへ渡る。編集者である夫の勧めで筆を執り、マリオン・チェズニー名義でロマンス作家としてデビュー。以降、100冊以上のヒストリカル・ロマンスを執筆。85年に、M・C・ビートン名義でスコットランドを舞台にしたミステリ「ヘイミッシュ・マクベス巡査」シリーズを発表。ロングシリーズとなり、BBCスコットランドによりテレビドラマ化され、高視聴率を記録した。息子の学校卒業を機にイギリスのコッツウォルズへ引っ越し、そこを舞台にした本シリーズを92年に発表。こちらも20巻以上続くロングシリーズとなり、人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
アガサの最大の欠点は、極度の負けず嫌いだということ。かつて探偵助手だった若くて有能なトニが自分を捨てて独立したことも、元夫のジェームズが再婚することも気に食わない。おまけにお相手は、年下で美しいときている。いっぽうのジェームズは、ふと婚約者が自分にふさわしくない下品な女性なのではと疑問を抱きはじめていた。結婚から逃げたいとアガサに打ち明けると、「だったら花嫁を撃ち殺せば?」と冷たい態…(続く)
アガサの最大の欠点は、極度の負けず嫌いだということ。かつて探偵助手だった若くて有能なトニが自分を捨てて独立したことも、元夫のジェームズが再婚することも気に食わない。おまけにお相手は、年下で美しいときている。いっぽうのジェームズは、ふと婚約者が自分にふさわしくない下品な女性なのではと疑問を抱きはじめていた。結婚から逃げたいとアガサに打ち明けると、「だったら花嫁を撃ち殺せば?」と冷たい態度。ところが、いざ結婚式当日を迎えてみると、いっこうに花嫁が姿を現さない。なんと花嫁は、ウェディングドレス姿のまま自宅で何者かに撃ち殺されていた。犯行動機、アリバイの不確かさ…警察は、嫉妬に駆られたアガサと、結婚が嫌になったジェームズが共謀したと疑い…!?