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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
御子柴 善之(ミコシバ ヨシユキ)
1961年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。日本カント協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 御子柴 善之(ミコシバ ヨシユキ)
1961年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。日本カント協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
人間には、道徳に根拠を与える能力があるか?カントは、人の内面のあり方に基づいて行為の道徳的判断を語る。自分や他人の行為の根拠を、外側から観察して見極めることはできない。しかし、その行為を(実践する)という観点を取るなら、行為者の内面にアプローチできるかもしれない―。『純粋理性批判』『判断力批判』と並び三批判書と称される主著『実践理性批判』を、著者新訳本文の抜粋と丁寧な解説で読み解く入門書の決定版…(続く)
人間には、道徳に根拠を与える能力があるか?カントは、人の内面のあり方に基づいて行為の道徳的判断を語る。自分や他人の行為の根拠を、外側から観察して見極めることはできない。しかし、その行為を(実践する)という観点を取るなら、行為者の内面にアプローチできるかもしれない―。『純粋理性批判』『判断力批判』と並び三批判書と称される主著『実践理性批判』を、著者新訳本文の抜粋と丁寧な解説で読み解く入門書の決定版。
もくじ情報:第1章 闘うカント―序文から;第2章 「実践理性の批判」という構想―緒論から;第3章 純粋実践理性の根本法則に向けて―§1から§4;第4章 純粋実践理性の根本法則の提示―§5から§7;第5章 自律とはどういうことか―§8;第6章 自由のリアリティに向けて;第7章 実践的使用における純粋理性の権能;第8章 善悪とは何か;第9章 自由な行為の全体像;第10章 道徳的行為の動機;第11章 批判的観念論と自由;第12章 純粋実践理性の弁証論について;第13章 実践理性の二律背反とその解決;第14章 純粋実践理性の優位;第15章 純粋で実践的な理性信仰;第16章 純粋実践理性の方法論;第17章 結語