本書は、筋力トレーニングの行い方を的確に示すために、多くのマシン、フリーウエイト、自体重、伸縮性器具のトレーニングのエクササイズについて、正確な図や写真を掲載し、詳細な説明をつけている。また、インストラクターの方々が対応している高齢者のトレーニングの進度をシステマティックに評価し、脚力、体幹の柔軟性、身体組成に関する標準データと比較する方法についても述べている。
もくじ情報：１　トレーニングを行う理由；２　高齢者のためのトレーニング原理；３　トレーニング方法と指導法；４　フリーウエイトおよびマシンエクササイズ；５　基礎のワークアウトプログラム；６　中級・上級のワークアウトプログラム；７　その他のエクササイズとプログラム；８　進度評価；９　特別な人々のトレーニング；１０　筋力トレーニングを行う高齢者のための栄養

小室　史恵(コムロ　トシエ)
東京学芸大学大学院（保健体育学運動生理学）修了。九州大学健康科学センター助手、東京衛生学園専門学校スポーツトレーナー学科学科長、教務長、東京都千駄ヶ谷総合体育館健康体力相談員、東京都健康づくり推進センター指導科係長、日本陸上競技連盟女子委員会調査研究部委員、東京体育館スポーツ科学委員会委員などを経て、現在母の介護をしながら翻訳、執筆、講演などを行う。国立健康・栄養研究所研修生、日本体力医学会評議員、日本体力医学会健康科学アドバイザー、健康運動指導士、福祉用具専門相談員。主な研究テーマは、レジスタンス運動の種類・負荷強度・血圧の関係、施設における高齢者にフィットした運動プログラムの提供について、健康増進施設における整形外科的障害発生に対する安全対策、中高年の水中運動の安全性・効果についてなど