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出版社名:水声社
出版年月:2003年8月
ISBN:978-4-89176-475-3
228P 20cm
八月の日曜日
パトリック・モディアノ/著 堀江敏幸/訳
組合員価格 税込 2,178
(通常価格 税込 2,420円)
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私とシルヴィア。そしてこの町で再会したヴィルクール。南仏の避暑地ニースが舞台の男女の逃避行。
私とシルヴィア。そしてこの町で再会したヴィルクール。南仏の避暑地ニースが舞台の男女の逃避行。
内容紹介・もくじなど
たったひとり、モディアノの語り手は、いつも真っ白な現実にむきあわなくてはならない。彼らはいったいどこへ消えたのか?誰が悪いと責めることもできず、主人公はその折の衝撃のぶりかえしに怯えつづける。「胸の疼き」は、空白のまえで立ち止まったときに立ちあがってくる既視感をまえにした、ほとんど身体的な反応だが、謎の解決は、愛した女性の肌のにおいだけを残して、全身をゆるがすこの既視感に屈して放置される。だからこそ、マルヌ河の瘴気を払い、ニースへむかうまえの夏の日々の、期待と不安が奇蹟的に等価となる頁を読み返すたびに、読者は、この逃避行を生き直すことになるのだ。そのとき感じる「胸の疼き」は、もはや主人公だけの…(続く
たったひとり、モディアノの語り手は、いつも真っ白な現実にむきあわなくてはならない。彼らはいったいどこへ消えたのか?誰が悪いと責めることもできず、主人公はその折の衝撃のぶりかえしに怯えつづける。「胸の疼き」は、空白のまえで立ち止まったときに立ちあがってくる既視感をまえにした、ほとんど身体的な反応だが、謎の解決は、愛した女性の肌のにおいだけを残して、全身をゆるがすこの既視感に屈して放置される。だからこそ、マルヌ河の瘴気を払い、ニースへむかうまえの夏の日々の、期待と不安が奇蹟的に等価となる頁を読み返すたびに、読者は、この逃避行を生き直すことになるのだ。そのとき感じる「胸の疼き」は、もはや主人公だけのものではなく、私たちにも与えられた厳しい試練となり、またこのうえない喜びとなるだろう。
著者プロフィール
モディアノ,パトリック(モディアノ,パトリック)
1945年、パリ近郊ブーローニュ=ビヤンクール生まれ。1968年、二十二歳の若さで発表した『エトワール広場』で鮮烈にデビューし、『パリ環状通り』(1972)でアカデミー・フランセーズ大賞を、『暗いブティック通り』(1978、邦訳、講談社、1979)でゴンクール賞を受賞
モディアノ,パトリック(モディアノ,パトリック)
1945年、パリ近郊ブーローニュ=ビヤンクール生まれ。1968年、二十二歳の若さで発表した『エトワール広場』で鮮烈にデビューし、『パリ環状通り』(1972)でアカデミー・フランセーズ大賞を、『暗いブティック通り』(1978、邦訳、講談社、1979)でゴンクール賞を受賞