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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
申 京淑(シン ギョンスク)
1963年全羅北道井邑生まれ。85年『文芸中央』の新人賞に「冬の寓話」が当選してデビュー。93年、初の単行本『オルガンのあった場所』が25万部、翌年『深い哀しみ』が60万部を記録し、一躍、人気作家となる。「深い息をするたびに」は95年の現代文学賞を受賞した。文壇の世代交代を促した代表的な作家とされ、個人の内面的な孤独感や死を詩的で独特な文体で描いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 申 京淑(シン ギョンスク)
1963年全羅北道井邑生まれ。85年『文芸中央』の新人賞に「冬の寓話」が当選してデビュー。93年、初の単行本『オルガンのあった場所』が25万部、翌年『深い哀しみ』が60万部を記録し、一躍、人気作家となる。「深い息をするたびに」は95年の現代文学賞を受賞した。文壇の世代交代を促した代表的な作家とされ、個人の内面的な孤独感や死を詩的で独特な文体で描いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
駅で行方不明になった母。目撃情報からは母らしき人物の哀れな姿も浮かびあがるが、それ以上の手がかりはつかめない。家族は当たり前のように母から注がれていた愛情と、自分の人生にかまけて母を二の次にしていたことに気づき、母の不在によって初めてその存在の大きさに思い至る。長兄と長女、夫、失踪した母親自身の視線から再生されるそれぞれの人生と無垢の愛。韓国初の世界的ベストセラー…(続く)
駅で行方不明になった母。目撃情報からは母らしき人物の哀れな姿も浮かびあがるが、それ以上の手がかりはつかめない。家族は当たり前のように母から注がれていた愛情と、自分の人生にかまけて母を二の次にしていたことに気づき、母の不在によって初めてその存在の大きさに思い至る。長兄と長女、夫、失踪した母親自身の視線から再生されるそれぞれの人生と無垢の愛。韓国初の世界的ベストセラー小説、ついに日本へ。