内容紹介：パソコン，携帯電話から，アクセサリー，フライパン，スプーン・フォークまで，私たちのまわりのあらゆるモノに使用されている「金属」。しかし，その素材については，ほとんど注目されることはない。だが，そこにはいろいろな技術や工夫がつまっている。金属の専門家が，日常生活のなかでさまざまに使用されている金属について，わかりやすく紹介する。読んで楽しく，知ってためになる，やさしい金属の本。あなたの科学的好奇心を満たします。
もくじ情報：ノートパソコンのボディー―まるでプラスチックのように軽い金属；鏡―高い反射率で実現；縫い針―よく見れば針先端の形状が違っている！；アルミニウムスコップ―軽くて丈夫でさびにくい；水銀体温計―銀色に光る謎の液体金属；ゴルフのドライバー―飛行機の素材と同じドライバー。実は内部にも秘密が！；金管楽器―「ブラスバンド」のブラスって何？；パチンコ玉―真ん丸の玉はどうやってつくるの？；フライパン―軽くて、熱通りがよくて、傷がつきにくい；携帯電話―廃棄されたケータイ、実はお宝満載！？〔ほか〕

吉村　泰治(ヨシムラ　ヤスハル)
博士（工学）、技術士（金属部門）。１９６８年５月石川県白山市生まれ。１９９４年３月芝浦工業大学大学院工学研究科修了（金属工学専攻）。１９９４年４月～ＹＫＫ株式会社勤務。２００４年１月～銅及び銅合金技術研究会研究助成テーマ選考委員。２００４年９月東北大学大学院工学研究科博士後期課程修了（材料物性学専攻）。（社）日本金属学会技術開発賞受賞。２０１０年５月～日本伸銅協会技術委員会委員。２０１０年７月技術士（金属部門）登録（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）