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看護師をしていた著者が夫の父親を介護し、看取るまでの悪戦苦闘を描いている。つらい、憎らしいという負の感情を書き連ねるのではなく、自分の心の揺れや義父の行動の裏にあるものも知ろうとし、医療や行政についてもきちんと向き合い、わかりやすく素直に書いている。義父の逝ったあとにふと省みて思い出すのは幼児のような顔、というくだりが読み手に温かく伝わってくる。
看護師をしていた著者が夫の父親を介護し、看取るまでの悪戦苦闘を描いている。つらい、憎らしいという負の感情を書き連ねるのではなく、自分の心の揺れや義父の行動の裏にあるものも知ろうとし、医療や行政についてもきちんと向き合い、わかりやすく素直に書いている。義父の逝ったあとにふと省みて思い出すのは幼児のような顔、というくだりが読み手に温かく伝わってくる。
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