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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
辻原 登(ツジハラ ノボル)
1945年和歌山県生まれ。90年『村の名前』で芥川賞、99年『翔べ麒麟』で読売文学賞、2000年『遊動亭円木』で谷崎賞、10年『許されざる者』で毎日芸術賞、12年『韃靼の馬』で司馬遼太郎賞など、受賞歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 辻原 登(ツジハラ ノボル)
1945年和歌山県生まれ。90年『村の名前』で芥川賞、99年『翔べ麒麟』で読売文学賞、2000年『遊動亭円木』で谷崎賞、10年『許されざる者』で毎日芸術賞、12年『韃靼の馬』で司馬遼太郎賞など、受賞歴多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
妻の失踪を皮切りに、緒方の人生は転落の一途を辿った。失職、路上生活、強盗致死。そして二〇〇八年六月八日午前九時、緒方は五年の刑期を終え滋賀刑務所を出所する。自らの人生の意味を問い直すかのように大阪の街を彷徨い、やがて和歌山のとある村へと流れついた緒方。流浪の旅の末、彼が目にしたのは地獄か、それとも極楽か。第二十四回伊藤整文学賞受賞作。
妻の失踪を皮切りに、緒方の人生は転落の一途を辿った。失職、路上生活、強盗致死。そして二〇〇八年六月八日午前九時、緒方は五年の刑期を終え滋賀刑務所を出所する。自らの人生の意味を問い直すかのように大阪の街を彷徨い、やがて和歌山のとある村へと流れついた緒方。流浪の旅の末、彼が目にしたのは地獄か、それとも極楽か。第二十四回伊藤整文学賞受賞作。