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内容紹介・もくじなど
内容紹介:今回の特集では、論文という形式にさえこだわらず、生活史の語りを使ってそれぞれが自由に、「もっとも書きたいことを書く」ということをめざした。(中略) 私たちは、それぞれの調査のなかで、さまざまな人びとに、そして語りに出会ってきた。語りというものは、切れば血が出る。それは生きているのだ。私たちがおこなっているのは、そこで暮らし、生活している個人に直接お会いして、その言葉を聞き取るという作業である。もちろんトラブルも多いし、相手を傷つけてしまうこともある。また逆に、自分たちが傷つくこともある。しかしそれでもなお、フィールドワーカーたちは現場に赴き、人びとと会おうとする。それは、人びとの声と…(続く)
内容紹介:今回の特集では、論文という形式にさえこだわらず、生活史の語りを使ってそれぞれが自由に、「もっとも書きたいことを書く」ということをめざした。(中略) 私たちは、それぞれの調査のなかで、さまざまな人びとに、そして語りに出会ってきた。語りというものは、切れば血が出る。それは生きているのだ。私たちがおこなっているのは、そこで暮らし、生活している個人に直接お会いして、その言葉を聞き取るという作業である。もちろんトラブルも多いし、相手を傷つけてしまうこともある。また逆に、自分たちが傷つくこともある。しかしそれでもなお、フィールドワーカーたちは現場に赴き、人びとと会おうとする。それは、人びとの声というものが、思想や理論の言葉よりも、「よりリアルで、おもしろい」からである。(岸政彦 「特集によせて 人に会い、語りを聞く。そしてそこから、社会を考える」より) ほか
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