内容紹介：めっきは、その製品の最終品質に大きくかかわっているだけに、設計者は「めっき設計仕様書」に関する適切な知識がなければならい。そこでこの本では、設計者が知っておくべきめっきの基礎知識から、設計力を高めるために必要なめっき設計仕様書の上手なまとめ方などを具体的に解説していく。
もくじ情報：第１章　めっきを必要とする部品設計における「めっき仕様」の問題点（めっき設計仕様書作成の衰退；設計品質と製造品質が機能品質をつくる　ほか）；第２章　設計者のための基礎知識（その１）めっきの役割と機能（めっき加工技術とめっき皮膜の密着性；めっき加工技術による外観・色調（光沢性、耐変色性）　ほか）；第３章　設計者のための基礎知識（その２）表面処理と成形加工（めっきとは；各種表面処理法　ほか）；第４章　めっきを必要とする部品設計におけるめっき設計仕様書の作成法（めっき品質確保のための部品設計図面への表面性状（粗さ）表示必要性；めっき品質確保のための部品設計図面への表面調整表示の必要性　ほか）；第５章　各種めっき関連分野で定める表面処理仕様書への表示記号（ジュエリー及び貴金属製品の素材およびめっき仕様の表示方法；真空めっき加工におけるめっき仕様の表示方法　ほか）

星野　芳明(ホシノ　ヨシアキ)
１９４４年東京都に生まれる。１９７１年横浜国立大学工学部応用化学科卒業。１９７８年株式会社キザイ（旧社名日本化学機材株式会社）退社（１９６６年入社以来めっき技術、排水処理技術の研究開発及び現場導入指導を担当）。１９７９年環境計量士（１９７７年登録）作業環境測定士（１９７９年登録）により、環境計量、環境改善の技術指導に取り組む。１９８７年技術士登録により、星野技術士事務所開設し、現在に至る。１９９１年労働安全コンサルタント登録により、生産設備機械安全対策に取り組む。現在、株式会社ハイテクノ技術スタッフ・上級表面処理講座講師。東京都鍍金工業組合高等職業訓練学校電気めっき科講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）