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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
黒井 千次(クロイ センジ)
1932年(昭和7年)生まれ。東京都出身。1970年『時間』で芸術選奨新人賞受賞。代表作に『群棲』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 黒井 千次(クロイ センジ)
1932年(昭和7年)生まれ。東京都出身。1970年『時間』で芸術選奨新人賞受賞。代表作に『群棲』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
戦後間もない時代の若者たちを描いた“自伝的青春文学”旧制中学から新制高校へと移行する時代、高校2年生の倉沢明史は、通学途中に出会った中学3年生の美少女…(続く)
戦後間もない時代の若者たちを描いた“自伝的青春文学”旧制中学から新制高校へと移行する時代、高校2年生の倉沢明史は、通学途中に出会った中学3年生の美少女・棗に惹かれていく。文学に憧れ、政治にも熱い関心を寄せる明史だが、幼なじみの慶子との接吻もあって心は千々に乱れる。武蔵野の美しい四季を背景に、物資は満足にないけれど心豊かに生きる若者たちの甘く、ほろ苦い思春期の恋愛を叙情的に描いた青春小説の傑作。“内向の世代”を代表する著者が、今回あとがきを特別寄稿。