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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
椹木 野衣(サワラギ ノイ)
美術批評家。1962年秩父生まれ。2015年、『後美術論』(美術出版社)で「第25回吉田秀和賞」を受賞。多摩美術大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 椹木 野衣(サワラギ ノイ)
美術批評家。1962年秩父生まれ。2015年、『後美術論』(美術出版社)で「第25回吉田秀和賞」を受賞。多摩美術大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
自然災害による破壊と復興、そして反復と忘却を繰り返してきた日本列島という「悪い場所」において、はたして、西欧で生まれ発達した「美術」そのものが成り立つのか―。東日本大震災をひとつのきっかけに、日本列島という地質学的条件のもとに、「日本列島の美術」をほかでもない足もとから捉え直すことで、「日本・列島・美術」における「震災画」の誕生、そして、そこで「美術」はいかにして可能となるのかを再考する画期的な試み。
もくじ情報:再考「悪い場所」;日本・列島・美術;再帰する未来、美術館と展示の臨界;転生する陸前高田と「秩父湾」;溺れる世界と…(続く)
自然災害による破壊と復興、そして反復と忘却を繰り返してきた日本列島という「悪い場所」において、はたして、西欧で生まれ発達した「美術」そのものが成り立つのか―。東日本大震災をひとつのきっかけに、日本列島という地質学的条件のもとに、「日本列島の美術」をほかでもない足もとから捉え直すことで、「日本・列島・美術」における「震災画」の誕生、そして、そこで「美術」はいかにして可能となるのかを再考する画期的な試み。
もくじ情報:再考「悪い場所」;日本・列島・美術;再帰する未来、美術館と展示の臨界;転生する陸前高田と「秩父湾」;溺れる世界と「ソラリスの海」;七難の諸相、日本列島の震美術;帰還困難区域の美術