アメリカの天才作家、トマス・ウルフを知っていますか？ヘミングウェイ、フィッツジェラルドと並ぶ「巨人」の全貌が、いま明らかにされる！
もくじ情報：第１章　ヘミングウェイとウルフ―エクリチュールの両極；第２章　トマス・ウルフの作品と「民衆的形式」；第３章　アルタモント、天使の詩―『天使よ故郷を見よ』を読む；第４章　劇作家くずれの小説家―トマス・ウルフと「劇」；第５章　再生と反復について―『ある小説の物語』と『時と河について』；第６章　ウルフと「夜」；第７章　トマス・ウルフの遺作―『蜘蛛の巣と岩』と『汝ふたたび故郷に帰れず』；第８章　最後の一〇マルク―トマス・ウルフ「汝らに告ぐることあり」；第９章　「大地の蜘蛛の巣」についての一考察；第１０章　削除された原稿―トマス・ウルフのＯ　Ｌｏｓｔについて

岡本　正明(オカモト　マサアキ)
中央大学教授。１９６０年東京都に生まれる。１９８３年東京大学文学部英文科卒業。東京都立大学助手等を経て、１９９９年より現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）