|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
佐藤 春夫(サトウ ハルオ)
1892年(明治25年)4月9日‐1964年(昭和39年)5月6日、享年72。和歌山県出身。詩人として1921年に『殉情詩集』を発表。1960年文化勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 佐藤 春夫(サトウ ハルオ)
1892年(明治25年)4月9日‐1964年(昭和39年)5月6日、享年72。和歌山県出身。詩人として1921年に『殉情詩集』を発表。1960年文化勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
聖地巡礼スポ…(続く)
聖地巡礼スポット・台南を舞台にした表題作ほか、珠玉の短編5編。明治、大正、昭和の3つの時代にわたって、詩歌や小説、文芸評論など幅広い分野で足跡を残した佐藤春夫の、珠玉の小説アンソロジー。表題の『女誡扇綺譚』は、日本時代の台南を舞台に、鄙びた町の姿や、没落豪族の娘の霊との出会いを描いた作品で、作者自ら「五指に入るであろう」と評した幻想的な傑作。改稿を重ねた渾身の一作『田園の憂鬱』は、田舎に移り住んだものの周囲と溶け込めず、次第に病んでいく文学志望の青年を描く。他に処女作品『西班牙犬の家』のほか、『のんしゃらん記録』『美しき町』を収録。『大正幻影』で佐藤春夫を掘り下げた評論家の川本三郎氏が解説。