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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
テッペル,ローマン(テッペル,ローマン)
1976年、旧東独バウツェン生まれ。ドレスデン工科大学に提出した修士論文以来、クルスク戦の研究に取り組み、まとめ上げた。『クルスクの戦い1943』は、出版されるや、その先端的な内容により、高い評価を獲得し、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語に翻訳された。イギリスの『ガーディアン』の編者の一人でもある テッペル,ローマン(テッペル,ローマン)
1976年、旧東独バウツェン生まれ。ドレスデン工科大学に提出した修士論文以来、クルスク戦の研究に取り組み、まとめ上げた。『クルスクの戦い1943』は、出版されるや、その先端的な内容により、高い評価を獲得し、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語に翻訳された。イギリスの『ガーディアン』の編者の一人でもある |
根底からくつがえされた定説。従来人口に膾炙していたクルスク戦像は、いわば「冷戦テーゼ」であり、事実ではない。独ソいずれにおいても、虚構の戦史がまかり通るというようなことがなぜ起こったのか。ドイツ軍事史研究の最先端を走るローマン・テッペルが解明したクルスク戦の実相。
もくじ情報:1 はじめに―「クルスク会戦」か、それとも「オリョール=ビェルゴロド間の会戦」か?;2 行動の法則―一九四三年夏季会戦の準備;3 「炎の弧」―一九四三年夏のクルスク、オリョール、ハリコフをめぐる諸戦闘;4 消耗戦―一九四三年の東部戦線における夏季戦闘の結果;5 偽られた勝利―記憶をめぐる闘争