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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
麻宮 ゆり子(マミヤ ユリコ)
1976年埼玉生まれ。2003年、小林ゆり名義にて第19回太宰治賞受賞。2013年「敬語で旅する四人の男」で第7回小説宝石新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 麻宮 ゆり子(マミヤ ユリコ)
1976年埼玉生まれ。2003年、小林ゆり名義にて第19回太宰治賞受賞。2013年「敬語で旅する四人の男」で第7回小説宝石新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
オリンピックまで二年、昭和三十七年の東京。十七歳の郷子は、二年半前に集団就職で上京したものの、劣悪な労働環境から工場を逃亡した。そのまま上野駅でうろうろしていたと…(続く)
オリンピックまで二年、昭和三十七年の東京。十七歳の郷子は、二年半前に集団就職で上京したものの、劣悪な労働環境から工場を逃亡した。そのまま上野駅でうろうろしていたところを、浅草にある「洋食バー高野」のおかみ・とし子に拾われ、そこで働くことに。美味しく温もりあふれる絶品料理と、一緒に働く人々や、訪れるお客さんに出会い、郷子は新しい“仲間”と“居場所”を見つけていく―。下町の社交場「洋食バー高野」を舞台に描く、少女の上京物語。