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出版社名:集英社
出版年月:2021年7月
ISBN:978-4-08-771769-3
136P 20cm
水たまりで息をする
高瀬隼子/著
組合員価格 税込 1,463
(通常価格 税込 1,540円)
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:<第165回芥川賞候補作> ある日、夫が風呂に入らなくなったことに気づいた衣津実。夫は水が臭くて体につくと痒くなると言い、入浴を拒み続ける。彼女はペットボトルの水で体をすすぐように命じるが、そのうち夫は雨が降ると外に出て濡れて帰ってくるように。そんなとき、夫の体臭が職場で話題になっていると義母から聞かされ、「夫婦の問題」だと責められる。夫は退職し、これを機に二人は、夫がこのところ川を求めて足繁く通っていた彼女の郷里に移住する。川で水浴びをするのが夫の日課となった。豪雨の日、河川増水の警報を聞いた衣津実は、夫の姿を探すが――。【著者略歴】高瀬隼子(たかせ・じゅんこ)1988年愛媛県生ま…(続く
内容紹介:<第165回芥川賞候補作> ある日、夫が風呂に入らなくなったことに気づいた衣津実。夫は水が臭くて体につくと痒くなると言い、入浴を拒み続ける。彼女はペットボトルの水で体をすすぐように命じるが、そのうち夫は雨が降ると外に出て濡れて帰ってくるように。そんなとき、夫の体臭が職場で話題になっていると義母から聞かされ、「夫婦の問題」だと責められる。夫は退職し、これを機に二人は、夫がこのところ川を求めて足繁く通っていた彼女の郷里に移住する。川で水浴びをするのが夫の日課となった。豪雨の日、河川増水の警報を聞いた衣津実は、夫の姿を探すが――。【著者略歴】高瀬隼子(たかせ・じゅんこ)1988年愛媛県生まれ。東京都在住。立命館大学部文学部卒業。2019年「犬のかたちをしているもの」で第43回すばる文学賞を受賞。2020年に同作でデビュー。著書に『犬のかたちをしているもの』がある。
夫が風呂に入らなくなった。夫が、何も起こらないはずだった二人の生活が、静かに変わってゆく。第165回芥川賞候補作。