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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
湯浅 真尋(ユアサ マヒロ)
1982年愛知県生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。2020年、「四月の岸辺」で第63回群像新人文学賞優秀作を受賞しデビュー。『四月の岸辺』が第一作品集となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 湯浅 真尋(ユアサ マヒロ)
1982年愛知県生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。2020年、「四月の岸辺」で第63回群像新人文学賞優秀作を受賞しデビュー。『四月の岸辺』が第一作品集となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
三人の従姉妹たちと暮らす「私」は、スカートをはいて通った小学校を卒業し、ぶかぶかの詰襟を着て中学校に通い始めた。みずからを「森の子ども」と呼ぶクラスメイトの少女と、ささやかな交流が始まるが―(「四月の岸辺」)。テロ事件を起こした教団を離れ、東京からひとり山梨の集落に移住した男は、子ども時代を「森の共同体」で過ごしたという青年と出会う。彼の眼はあまりに澄んでいた―(「導くひと」)。群像新人文学賞から現れた、揺らぐ時代の表現者。