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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
アド,ピエール(アド,ピエール)
1922‐2010年。パリで神学教育を受け、司祭の資格を得たあと、ソルボンヌで神学・哲学・文献学を学ぶ。二七歳でフランス国立科学研究センター(CNRS)の研究員となり、哲学の道に進む。文献学に基づいた古代ギリシア思想や新プラトン主義の研究を専門とした。フランスで初めてウィトゲンシュタインについて論じたことでも知られる アド,ピエール(アド,ピエール)
1922‐2010年。パリで神学教育を受け、司祭の資格を得たあと、ソルボンヌで神学・哲学・文献学を学ぶ。二七歳でフランス国立科学研究センター(CNRS)の研究員となり、哲学の道に進む。文献学に基づいた古代ギリシア思想や新プラトン主義の研究を専門とした。フランスで初めてウィトゲンシュタインについて論じたことでも知られる |
本書の著者ピエール・アド(一九二二‐二〇一〇年)は、新プラトン主義をはじめとする古代ギリシア思想の専門家として権威あるコレージュ・ド・フランスの教授を務めた碩学である。近年邦訳が刊行され始め、日本でもその名を知られつつあるアドがフランスに初めてウィトゲンシュタインを導入した人物であることはしかしほとんど知られていない。『論理哲学論考』と『哲学探究』以外の全容が知られていなかった時期に執筆された本書をなす論考には、後代の研究者にも気づかれなかった哲学者の秘められた横…(続く)
本書の著者ピエール・アド(一九二二‐二〇一〇年)は、新プラトン主義をはじめとする古代ギリシア思想の専門家として権威あるコレージュ・ド・フランスの教授を務めた碩学である。近年邦訳が刊行され始め、日本でもその名を知られつつあるアドがフランスに初めてウィトゲンシュタインを導入した人物であることはしかしほとんど知られていない。『論理哲学論考』と『哲学探究』以外の全容が知られていなかった時期に執筆された本書をなす論考には、後代の研究者にも気づかれなかった哲学者の秘められた横顔が確かに浮かび上がっている。真に「哲学」を記述することは「哲学史」そのものとなる。
もくじ情報:ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』における言語の限界についての考察;ウィトゲンシュタイン 言語の哲学者1;ウィトゲンシュタイン 言語の哲学者2;言語ゲームと哲学