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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
裘 錫圭(キュウ シャクケイ)
復旦大学出土文献と古文字研究センター教授。1935年、上海市生まれ。祖籍は浙江省寧波。復旦大学歴史系に在学中、胡厚宣教授の甲骨文の授業を受けて文字学の世界に関心を持ち、卒業後には胡教授の研究生兼助手となる。当時の研究テーマは「甲骨学と殷代史」。胡教授が中国科学院(現在の中国社会科学院)歴史研究所第一所(先秦史)主任に転じたことに従って北京に移る。その後、同研究所の研究生修了とともに、1960年北京大学中文系に助教として配属される。北京大学では、当時は未開拓分野であった戦国文字に関心を持っていたことから朱徳〓教授に師事し、璽印や陶文に始まり、やがて考古発掘によって…( ) 裘 錫圭(キュウ シャクケイ)
復旦大学出土文献と古文字研究センター教授。1935年、上海市生まれ。祖籍は浙江省寧波。復旦大学歴史系に在学中、胡厚宣教授の甲骨文の授業を受けて文字学の世界に関心を持ち、卒業後には胡教授の研究生兼助手となる。当時の研究テーマは「甲骨学と殷代史」。胡教授が中国科学院(現在の中国社会科学院)歴史研究所第一所(先秦史)主任に転じたことに従って北京に移る。その後、同研究所の研究生修了とともに、1960年北京大学中文系に助教として配属される。北京大学では、当時は未開拓分野であった戦国文字に関心を持っていたことから朱徳〓教授に師事し、璽印や陶文に始まり、やがて考古発掘によって盛んにもたらされる出土文字資料の帛書、楚簡、漢簡などを利用しての研究へと進む。「馬王堆漢墓帛書」「銀雀山漢墓竹簡」「曽侯乙墓」「望山楚墓竹簡」「尹湾漢墓簡牘」「郭店楚墓竹簡」などの文字資料の整理と校釈のプロジェクトに参加して指導的な力を発揮する。2005年には長年勤めた北京大学中文系を離れ、復旦大学に設立された出土文献と古文字研究センターの教授として招かれ、復旦大学傑出教授となる |
もくじ情報:文字形成の過程;漢字の性質;漢字の形成と発展;形体の変遷(上)―古文字段階の漢字;形体の変遷(下)―隷書・楷書段階の漢字;漢字の基本類型の区分;表意文字;形声文字;仮借;異体字・同形字・同義換読;文字の分化と合併;字形と音義の錯綜した関係;漢字の整理と簡略化
もくじ情報:文字形成の過程;漢字の性質;漢字の形成と発展;形体の変遷(上)―古文字段階の漢字;形体の変遷(下)―隷書・楷書段階の漢字;漢字の基本類型の区分;表意文字;形声文字;仮借;異体字・同形字・同義換読;文字の分化と合併;字形と音義の錯綜した関係;漢字の整理と簡略化