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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
山手 樹一郎(ヤマテ キイチロウ)
1899年、栃木県生まれ。編集者を経て文筆生活に入る。1940年より新聞連載を始め翌年刊行の『桃太郎侍』が大人気を博し、時代小説家としての地位を不動のものとした。その後も読者を楽しませることに徹した明朗濶達、爽快な作風で国民的人気作家として活躍し、映像化作品も多い。1977年勲三等瑞宝章を受章、1978年永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 山手 樹一郎(ヤマテ キイチロウ)
1899年、栃木県生まれ。編集者を経て文筆生活に入る。1940年より新聞連載を始め翌年刊行の『桃太郎侍』が大人気を博し、時代小説家としての地位を不動のものとした。その後も読者を楽しませることに徹した明朗濶達、爽快な作風で国民的人気作家として活躍し、映像化作品も多い。1977年勲三等瑞宝章を受章、1978年永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
剣に驕った我が身を恥じて隠居を選んだ浪人・浅香伝八郎。とある月夜に、こそ泥・市松から女芸人・お菊を助け、二人で入ったうどん屋で怪しい四人組と出くわした。その一人は驚くほど美貌の若侍。なんと彼の正体は男装したお姫さま・鶴姫だった!藩で暴政をふるう稲葉大膳の訴えをすべく、若衆・鶴丸に名と身なりを変え、心ある部下を伴って江戸へ向かう途上の彼女に、武士として手を貸すことにした伝八郎。大膳の手先・鷲沼率いる騎馬隊が執拗に追い迫る過酷な旅路で、伝八郎は浪人の身でありながら鶴姫に惹かれる自身に気づく。追いつ追われつ、使命と恋とに身を焦がしながらの旅の道。伝八郎は鶴丸を無事に江戸へと送り届けることができるのか!?