内容紹介：臨床イメージとは，「生身の人と人との間に繋がりとしてある関係性を前提としてお互いに影響し合う創造的なエネルギーを掻き立ててくる心像」である。特集では，投映法，箱庭，内観療法という三つの観点から事例を交えつつ，この臨床イメージについて考察・討論した。特別講演「描画テストと描画療法の架け橋」も収録。
もくじ情報：特集　臨床イメージの働き（投映法における臨床イメージ；箱庭における臨床イメージ；内観における臨床イメージ；指定討論　心理臨床におけるイメージ―指定討論の座席にて）；特別講演（描画テストと描画療法の架け橋）；研究論文（スクールカウンセリングにおける芸術療法を用いた「あそび」と学校適応についての考察―転入生のＡの事例から；大学生の抑うつ傾向におけるワルテッグ描画テストの反応特徴；自閉スペクトラム症の風景構成法における「構成型」の発達過程；事例報告　コラージュを介して感情が語れるようになったアレキシサイミア傾向のある女子学生の事例）