内容紹介：アパレルメーカーの商品企画部で働く神崎智彦には憧れの女性上司がいた。八つ年上の34歳でヤリ手の磯部芙美子は、美しい理知的な顔立ちが眼鏡をはずすと一層際立つのだ。ある日、二人で行った商談の帰りに雨宿りした場所はたまたまラブホテルの前だった。強引に中に入り、彼女の中にも強引に入る！　……実は芙美子から見て、智彦は男としても社員としても魅力のないタイプだったが、いつしか智彦の意のままに操られ、言葉でなぶられ、挙げ句潮まで吹いてしまうのだった――表題作をはじめ、初めての相手とのSEX七景。一夜一話で一週間、めくるめくベッドタイムを。
眼鏡をとったらすごい美人だ。人妻特有の均整の取れたプロポーションもそそる。アパレルメーカー勤務の智彦は上司の芙美子を秘かにエロい目で見ていた。二人で外回り中、にわか雨で雨宿りしたのはたまたまラブホテルの前だった。「この際、中に入って休みましょうよ」「仕方ないわね」。やった、このチャンスに芙美子を落としてみせる！智彦にはそうしなければならない理由もあった―表題作のほか、興奮を保証する“初めてする相手とのＳＥＸ”７景。名手による、珠玉のオリジナル官能短編集。

雨宮　慶(アマミヤ　ケイ)
１９４７年広島県生まれ。７６年のデビュー以来、フランス書院文庫を中心に意欲的に発表し続けた著作は１００冊を超え、多くの読者に熱く支持されている官能小説界の実力派（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）