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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
横田 絵理(ヨコタ エリ)
慶應義塾大学商学部教授。博士(経営学)(慶應義塾大学)。1994年、慶應義塾大学大学院経営管理研究科博士課程単位取得退学。1995年、武蔵大学経済学部専任講師、助教授、教授を経て、2005年から現職。2009年~2012年、公認会計士試験試験委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 横田 絵理(ヨコタ エリ)
慶應義塾大学商学部教授。博士(経営学)(慶應義塾大学)。1994年、慶應義塾大学大学院経営管理研究科博士課程単位取得退学。1995年、武蔵大学経済学部専任講師、助教授、教授を経て、2005年から現職。2009年~2012年、公認会計士試験試験委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
本書は、著者の近年のマネジメント・コントロール研究の集成である。本書を貫く考察の主眼は、日本企業におけるマネジメント・コントロールをどのように捉えるのか、どのような枠組みで考察するのか、そして新しいマネジメント・コントロールを構築するための重要な概念とは何かという点である。本書では、フィンランドにおける日系企業と現地企業の実態調査から、マネジメント・コントロールの要素が「自律」と「信頼」にあることを明らかにした。またイノベ…(続く)
本書は、著者の近年のマネジメント・コントロール研究の集成である。本書を貫く考察の主眼は、日本企業におけるマネジメント・コントロールをどのように捉えるのか、どのような枠組みで考察するのか、そして新しいマネジメント・コントロールを構築するための重要な概念とは何かという点である。本書では、フィンランドにおける日系企業と現地企業の実態調査から、マネジメント・コントロールの要素が「自律」と「信頼」にあることを明らかにした。またイノベーションを推進する国であるフィンランドの調査結果や、Googleをはじめイノベーションを重視している組織や製造業以外の組織の調査結果から、「イノベーション」に結び付けるためのマネジメント・コントロール・システムの要素の検討を行い、これからの日本企業において必要とされるマネジメント・コントロールとは何かを検討している。
もくじ情報:序章 今後の日本企業の「マネジメント・コントロール」を考えるために;第1章 マネジメント・コントロールのフレームワークと変容;第2章 マネジメント・コントロール・システムと自律性;第3章 質問票調査から見る日本企業のマネジメント・コントロールの活用;第4章 ケーススタディから見る日本企業のマネジメント・コントロール活用の実態;第5章 マネジメント・コントロールの基盤としての「信頼」;第6章 日本企業のマネジメント・コントロール再考:在フィンランド日系企業調査から;第7章 フィンランド企業調査からの示唆:イノベーションを促すマネジメント・コントロールの可能性;第8章 イノベーションを醸成するMCSの可能性;終章 新しいマネジメント・コントロールの構築の試み